『PELLE MORBIDA Capitano CA010』レビュー|スマートさを演出するミニマルで上質なブリーフバック
最近はビジネスシーンでも、トートバッグとかカジュアルなカバンを使う人が増えていますよね。
でもそんな時代だからこそ、オンオフの区別をつけるために、あえてビジネス用のブリーフバッグを使いたいなと。
そこで色々探している中でビビッと来たのが、PELLE MORBIDAの『Capitano CA010』というレザーブリーフバッグ。
コンパクトでミニマルなデザインと薄マチで丸みを帯びたシルエットが、ブリーフバッグと思えないほどスマートで。
そして、型押しされたレザーが演出する煌めきと重厚感がめちゃくちゃお気に入りなんです。
購入から5年ほど毎日のように使っていますが、耐久性の高いレザーなのでまだまだ使い倒していけそう。
そんな『Capitano CA010』について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
- ミニマルなデザインとサイズ感
- スマートな色気を演出する型押しレザー
- 薄マチでもしっかり自立する
- 値段が高い(52,800円)
PELLE MORBIDA(ペッレモルビダ)『Capitano CA010』の特徴・デザイン
『Capitano CA010』は、“旅の理想形”として船旅を楽しむ大人たちに向けたプロダクトを手掛ける日本のブランド・PELLE MORBIDAのブリーフバック。
52,800円となかなかの高額ですが、そのぶん細部まで徹底追求されており、長く愛用できるように仕上がっています。
5色ある中から僕が選んだ「ダークブラウン」の外観はこんな感じ。
船底をイメージしたという、曲線的で優美なシルエットが特徴的。
「ブリーフバッグ」と聞くとゴツくて野暮ったいイメージがありましたが、これまでの印象を覆すようなスマートさ。
A4よりひとまわり大きいサイズ感で、マチも約7cmと薄くコンパクトな印象です。
ボトムには底鋲がついていて、しっかり自立するし地面に置くときも汚れにくいのが良き。
細かな筋を格子状に並べたサフィアーノ調の型押しレザーが、上品さを醸し出しています。
上質な牛革が全面に使われた贅沢な仕様ですが、重さは約780gとブリーフバッグにしては軽量なつくり。
そしてバッグの持ち手には、船員たちが連絡をとりあう際に合図を送るために使われているホイッスルが付属しています。
このホイッスルは実際に吹くこともできて、中にIDカード(身分証明書)を入れておけるという仕掛けも。
優雅な船旅を連想させるさりげない個性の一つになっています。
大きめのオリジナルファスナーは、特注のスーパーホワイト加工が施されていて、ラグジュアリーな雰囲気を演出。
ギリギリまでファスナーテープの位置を下に落としているため、ガバッと開けるので使い勝手も良好です。
内装は高級素材マイクロライトスエードで心地よい肌触り。ガジェットを入れても傷が付きにくそうなのが良き。
4つのポケットと2つのペンホルダーが備わっているので、きちんと仕分けしてモノを入れられます。
全体を通して、細部まで良い素材とつくりにこだわっていて、手にした時の満足感がとても高いです。
『Capitano CA010』にモノを収納してみる
『Capitano CA010』の美しい外観を堪能したあとは、普段遣いしているアイテムをしまって収納能力をチェックしていきましょう。
- M1 Macbook Air
- iPad mini 6
- ガジェットポーチ
- 財布×2
- 書類入れA4クリアファイル
- ポケットティッシュ
- 歯ブラシセット
- 折りたたみ傘
- 予備マスク・薬・エコバックなど
まずメインの収納エリア。13インチ程度のノートPCやA4サイズの書類をピッタリ仕舞えるようになっています。
ここにはMacBook Airや書類を入れたクリアファイル、ガジェットポーチ、折り畳み傘、歯ブラシケースを収納。
薄マチですが、細身のモノなら意外と入ります。
側面の片方には、小ぶりなマチ付きポケットが2つとホック付きポケット、ペンホルダー。
ここには普段持ち歩いている財布、iPad mini、ポケットティッシュ、ボールペンを収納しています。
もう片方には、チャック付きの大きなポケットが。
ここには予備のマスクや薬、エコバックなどの小物をまとめて収納。
チャックを閉めて隠せるので、散らかりやすいモノを入れておくのに便利です。
内装は全面マイクロライトスエードで傷が付きにくいし、コンパクトなカバンながらも細かく仕分けして収納できるのがとても良い感じ。
『Capitano CA010』のメリット・良いところ
ここからは、実際に『Capitano CA010』を使ってみて感じたメリット・良いところを3つ紹介します。
ミニマルなデザインとサイズ感
『Capitano CA010』は、サイドポケットが無いシンプルな1室タイプ。
A4サイズの書類がジャストで入るぐらいのミニマルなサイズ感がたまらなく美しい。
そして、フォーマルとカジュアルの中間に位置するような、丸みを帯びたデザインが可愛らしくもあり上品でもある。
仕事でしか使わないカバンなので、このカバンに仕事道具を詰めて仕事に向かうと、仕事モードのスイッチが入ります。
良いバッグを持っているだけで自分に自信を持てるというか、“仕事できる感”を醸し出してくれる心強い味方です。
スマートな色気を演出する型押しレザー
『Capitano CA010』に使用されているレザーは、「プリズム」という水シボ柄の型押しが施された上質なレザー。
エンボスの凸部分には一つひとつ手作業で「頭張り」と呼ばれるオイル塗布処理がされていて。
これにより頭面にだけオイルが馴染んでいき、凹凸で色の濃淡が生まれることでツートンカラーのように深い表情を見せてくれます。
陽の光を受けると頭張りされたところがキラキラ輝いて、さらに色気が増して見えます。
この精巧なつくりはさすが日本製といったところ。
薄マチでもしっかり自立する
ビジネスバッグを選ぶうえで重要なポイントが、自立するかどうか。
出先でカバンを置いた時にクタッと倒れていると先方からの印象が良くありません。
この『Capitano CA010』は薄マチながらも、中にモノが入っていればしっかりと自立してくれます。
汚れ防止にもなる底鋲がボトムについているのもポイントが高いですね。
『Capitano CA010』のデメリット・気になった点
続いて、『Capitano CA010』で感じた唯一のデメリット・気になった点を紹介します。
値段が高い
『Capitano CA010』は5万超えの高級ブリーフバッグ。
しかも基本は仕事でしか使えない形状のカバンなので、用途的にこの金額で買うのは躊躇するかもなと思いました。
ただ、実際に使ってみると本当に質感が高くて。
職場で使っていると「良いカバンだね」と色んな人に褒められるほど。
それぐらい、他人から見ても良いブリーフバッグであることは間違いないので、高いだけの価値はあると感じています。
耐久性の高いレザーなので、きちんと手入れして使えば長く愛用できるはず。
『Capitano CA010』レビューまとめ
今回は、PELLE MORBIDAのブリーフバッグ『Capitano CA010』をレビューしました。
こんなにも高いカバンを購入したのはこれが初めてですが、さすが日本製なだけあってめちゃくちゃ良いカバンです。
ミニマルで上品なシルエットは唯一無二で、何より型押しされたレザーの質感が最高!
小さいながらも存在感のあるカバンなので、ビジネスシーンでも周りと差をつけたい人はぜひチェックしてみてください。