『Ergofinite THE TOKYO TECHPACK』レビュー|シンプルデザインながらも機能性が詰まった至高のバックパック
カバンはオン/オフ兼用で使えるモノ1つにまとめたい。
いちいち中身の入れ替えもしなくて済むし、占領される部屋のスペースも最小限に抑えることができるから。
そんなシンプルで身軽な暮らしを叶えてくれるのが、Ergofiniteの『THE TOKYO TECHPACK』というビジネスリュック/バックパックです。
- シンプルで使いやすいデザイン
- 撥水・耐久性に優れたCORDURA素材
- 豊富な収納ポケットでモノを整頓しやすい
- ノートPC・タブレットを別室に収納可能
- 横持ちできるからビジネス用途にも使える
- 厚みのあるモノは入らない
- 背面側メイン収納の中身が出し入れしにくい
このスリムなシルエットなのに多機能な感じ、たまらんですね…!
薄マチなので「あまりモノは入らないかも…?」と思ってたんですが、収納ポケットがたくさん備わっているので見た目以上に収納力は高いなという印象です。
そんな『THE TOKYO TECHPACK』について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
Ergofinite『THE TOKYO TECHPACK』の外観・スペック
Ergofiniteは、ミニマリスト向けスマホケースブランド・CASEFINITEから派生したワークライフスタイルブランド。
ガジェット関連アイテムを手掛けているだけあって、このカバンもガジェットなどの細々としたモノを持ち歩くことを想定されたつくりになっています。
本体カラー | マットブラック |
収納容量 | 14L |
サイズ | 横幅300×高さ410×マチ145mm |
重量 | 1.02kg |
外側生地 | CORDURA® BALLISTIC FABRIC 1680D |
ファスナー | AquaGuard® YKK製止水ファスナー |
バックル | FIDLOCK社製マグネット式バックル |
PC・タブレット 収納ポケット | PC用ポケット:MacBook 16インチまで対応 タブレット用ポケット:iPad 11インチまで対応 |
価格 | 24,999円 |
外側生地の質感
マットなブラックでカッコいい!
摩擦や引き裂き、擦り切れに強い「CORDURA」素材で、その中でも1680Dと厚手の生地が採用されています。
生地自体が撥水性に優れているだけでなく、YKK製の止水ファスナーも使われているので、多少の雨なら問題ナシ。
アウトドアから日常使い、通勤まであらゆるシーンで活躍してくれます。
ショルダー・背面まわり
ショルダーベルトは幅広タイプで、裏地はクッション性のあるメッシュ素材。
ベルトが肩に食い込みにくくなっているのが良いですね。
余った調節ベルトが垂れないようにするためのゴムバンドも付いています。
調節ベルトはしっかり摩擦が効いているから、肩ベルトが緩むことも無さそう。
そしてチェストバンドも付属。
FIDLOCK社製のマグネット式バックルになっているので、片手でカンタンに着脱ができるのが良き。
ちなみに、チェストバンドが不要という人もいるかと思いますが、取り外しも可能なので参考までに。
背中が密着する背面は通気性の良いメッシュ生地。夏でも蒸れにくそうです。
スポンジのような柔らかさもあって、背中にしっかりフィットしてくれます。
スーツケースのハンドルに取り付けられるベルトも備わっているのがうれしい。
持ち手
オン/オフ兼用できるように、持ち手が上面と側面に付いています。
スーツケース用ベルトにショルダーを通して横持ちすれば、ブリーフバッグのようにコンパクトに持ち運ぶことも可能です。
収納スペース
THE TOKYO TECHPACKには、大きく5つの収納スペースがあります。
- メイン収納スペース
豊富なポケットで整頓しやすい - ノートPC・タブレット収納スペース
ノートPC・タブレットを別ポケットに収納可能 - 底面収納スペース
防水加工が施された内装 - 背面収納スペース
スキミング防止(RFIDブロック)対応 - ショルダー収納スペース
交通系ICカードなどを収納可能
メイン収納スペース
メインの収納スペースには大きいポケットがたくさん! モノを仕分けして収納することができます。
- メッシュポケット(小):横幅15cm×深さ16cm
- メッシュポケット(大):横幅30cm×深さ16cm
- 隠しポケット:横幅18cm×深さ19cm
- ボトル用ポケット:直径6cm
メッシュポケットは伸縮性があるので、厚みが2〜3cmぐらいのモノなら入れられます。
上部の隠しポケットの中には、AirTagを仕込めるスペースも。
左下にはボトル用ポケットが。ゴムでしっかりホールドしてくれます。
右上には金属製カラビナも。チェストバンドと同じFIDLOCK社製のマグネット式バックルが使われているので、簡単に取り外すことができます。
鍵とかワイヤレスイヤホンを取り付けるのに良さそう。
ノートPC・タブレット収納スペース
クッション性の優れたポケットが2つ備わっていて、ノートPCやタブレットをそれぞれ干渉させずに収納することができます。
ノートPCはMacBook 16インチ、タブレットはiPad 11インチまでのモノに対応。
こんなコンパクトなカバンなのに16インチまで対応しているのは良いですね。僕が持ってるのは13インチなのでケース込みでも余裕で収まります。
さらに、反対側には5つのメッシュポケットも備わっていて。
- 右上:横幅14cm×深さ14.5cm
- 右下:横幅14cm×深さ12cm
- 左上:横幅11cm×深さ14.5cm
- 左下:横幅11cm×深さ12cm
- 中央ペンホルダー:横幅3cm×深さ14.5cm
ノートPC・タブレットと一緒に使うことが多い、ケーブルや充電器、モバイルバッテリーなどをまとめて収納しておけます。
底面収納スペース
このカバンの特徴的なポイントとして、底面に独立した収納スペースがあります。
しかも内側には防水加工が施されているので、雨で濡れた折りたたみ傘なんかもそのままサッと収納できます。
それから、ファスナーにも工夫があって。
このスライダーが倒れた状態だとロックがかかり、起こすと動かせるようになります。
勝手にスライダーが動いて、「中に入れたモノが知らないうちに無くなってる…」なんて心配も入りません。
防犯対策にも一役買ってます。
背面収納スペース
背面上部の左右にもポケットが備わっています。
ここのファスナーも底面と同じようにロック機能があり、ポケットにはスキミング防止(RFIDブロック)もあるので、財布やパスポートを入れるのにピッタリ。
ちなみに、iPhone 15 Pro MAXは入りませんでした。Proまでならたぶん入るかな?
右側のポケットにはスナップフックも内蔵されています。
ショルダー収納スペース
実は、左右のショルダーにもポケットが!
カードがちょうど収納できる大きさなので、よく使うであろう交通系ICカードやクレジットカードを常備しておくことができます。
Ergofinite『THE TOKYO TECHPACK』を使ってみて
ここからは、THE TOKYO TECHPACKを実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
スタイリッシュな見た目に大満足!
ねぇ、めちゃくちゃスタイリッシュじゃないですか?
オールブラックのスクエアシルエット。マチも薄いので良い意味で存在感がありません。
ブランディングフリーデザインにより、ロゴなどの装飾が無いところもミニマルさを醸し出しています。
シンプルな見た目のカバンって普通安っぽく見えがちなんですが、高級素材「CORDURA」を使っているのもあって、間近で見てもしっかりとした上質な仕上がり。
スティックデザインのファスナーの引き手もおしゃれで、良いアクセントになっています。
TPOを問わず、誰でも使いやすいのが良いですね。
見た目以上の収納力で細かく整頓して収納できる(ただし厚みのあるモノは入らない)
豊富なポケットが、このカバンを選ぶメリットのひとつ。
カバンってつい中身を雑然と入れちゃって、結果ゴチャりがちになってしまうんですよねー。
ですが、このカバンならポケットごとに仕分けて、モノの居場所を固定化することができます。
常に整頓された状態をキープできるのが気持ちいい。モノの出し入れもスムーズになります。
それと、色々詰め込んでみて思ったのが、見た目以上に収納力があるなと。
特にメイン収納スペースは前面部分に少し遊びがあるので、カメラとか入れて多少中身が増えて膨らんでもファスナーを閉じることができました。
デイユースならこれで十分って感じですね。
ただ、マチが薄い上にメイン収納が2つに分かれているので、あまり分厚いモノは入りません。
軽くて身体へのフィット感も良い
カバンを使い心地を左右する要素に、軽さとフィット感があります。
軽ければ軽いほど、そして身体によくフィットするほど、感じる重さと肩にかかる負担を減らせることができるんですよね。
THE TOKYO TECHPACKはデニール数の大きい丈夫なカバンなんだけど、約1.02kgと比較的軽い!
空の状態で背負ってみるとほぼ重さを感じません。軽いは正義。
そして、フィット感も悪くない感じ。
スポンジのような厚みのある背面部とショルダーが身体にしっかりフィットしてくれます。
背面側メイン収納の中身が出し入れしにくい
使い勝手の面で気になったのは、背面側のメイン収納。
背面側はファスナーがカバンの上半分までしかないので、ノートPCを入れたままだとほとんど開かないんですよね。
そのためポケットに入れたモノとかを出し入れするのが、ちょっとやりにくいなと感じました。
とはいえ、背面側にはPCやタブレットの周辺機器を収納することにして、よく出し入れするモノはメインの収納スペースに入れておけば特に問題はないです。
自立しにくいので『Clipa 2』があると便利
薄マチなカバンなので予想はしていたんですが、やっぱり自立させるのが難しいなと。
底面にもポケットがある関係で安定性があまり無いです。
PCとか高級なモノを入れている場合はカバンが倒れるのがイヤだと思うので、ここは気になる人もいるかなと。
そこで僕は、カバンをテーブルや椅子などにかけられるようにする『Clipa 2』をサイドハンドルに装備することにしました。
これがあれば、カバンを床置きせずに済むので1個持っているとすごく便利ですよ。
Ergofinite『THE TOKYO TECHPACK』レビューまとめ
今回は、Ergofiniteのビジネスバック『THE TOKYO TECHPACK』をレビューしました。
- シンプルで使いやすいデザイン
- 撥水・耐久性に優れたCORDURA素材
- 豊富な収納ポケットでモノを整頓しやすい
- ノートPC・タブレットを別室に収納可能
- 横持ちできるからビジネス用途にも使える
ガジェット系メーカーがつくるバックパックって「正直どうなんだろう…?」と最初は思ってたけど、見た目も機能性も完成度が高いです。
分厚いモノが入らないので使う人を選ぶカバンではありますが、細かなモノをきちんと整頓して収納したい人にはピッタリ!
デザインは文句なしに良いので、このカバンの用途が自分に合うと思った人はぜひ手にしてみてください。