『Kingston XS2000』レビュー|これはおすすめ!超小型・高速の外付けポータブルSSD

読み書きが爆速で超コンパクトなSSD!
僕のMacBookには、ミラーレスカメラで撮った写真や動画、CDから取り込んだ音楽データが大量に保存されています。
RAW画像や4K動画、FLAC音源などファイルサイズが大きいモノだらけということもあり、ストレージ残量がそろそろヤバい状態に…。
そこで外付けSSDの『Kingston XS2000』を導入してみたんですが、これがめちゃくちゃ良くて!
- サイズが超コンパクト。しかも約29gと軽い
- 読み取り/書き込み速度ともに最大2,000MB/秒と爆速
- 1TBが15,000円ぐらいと良心的な価格
また、白系ガジェット好きの僕にとって、シルバーカラーの筐体だったのも購入の決め手でした。
そんな『Kingston XS2000』について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。

- 最大2,000MB/sの読み書きスピード
- 小型サイズで持ち運びしやすい
- 強力な防塵・防水性能
- アクセスランプが便利
- iPadでも使用できる
- デザインが微妙にダサい
外付けポータブルSSD『Kingston XS2000』の特徴・デザイン

『XS2000』は、Kingston(キングストン)から発売されている外付けポータブルSSD。
KingstonはデスクトップのPCメモリなども手掛けており、この分野では信頼性の高いメーカーです。
XS2000のスペックはこんな感じ。
製品名 | XS2000 |
サイズ | 69.54×32.58×13.5mm |
重さ | 本体のみ:28.9g スリーブ込み:41.1g |
ストレージ | 500GB / 1TB / 2TB / 4TB |
ポートタイプ | USB-C |
インターフェイス | USB 3.2 Gen 2×2 |
読み取り速度 | 2,000MB/秒 |
書き込み速度 | 2,000MB/秒 |
材質 | 金属およびプラスチック |
動作温度 | 0℃~40℃ |
保管温度 | -20℃~85℃ |
保証/サポート | 5年保証/無料技術サポート |
対応OS | Windows 11、10、8.1 macOS(v.10.14.x +) Linux(v. 2.6.x +) Chrome OS |
ストレージは500GBから4TBまで幅広く展開されています。今回、僕は1TBを選びました。
同梱物は至ってシンプルですが、USBケーブルもしっかり付属しているのは良いですね。

- SSD本体
- 専用ラバースリーブ
- USB-C to USB-Cケーブル(約30cm)
では、本体を見ていきましょう。


SSDでは意外と珍しいシルバー仕上げで、Apple製品との相性もバツグン。
サイズは非常にコンパクトで、AirPods Proと同レベルのサイズ感です。



ただ、厚みはあるので場合によってはかさばると感じるかも。
とはいえ、このサイズ感で4TBまで対応してるなんて凄くない…?

側面にあるUSBポートは汎用性の高いUSB-Cタイプで、機器と接続すると青色のアクセスランプが点灯します。
なお、使用中は多少の発熱があります。そこまで熱々にはならないので気にならないレベルですが。

また、XS2000には専用のラバースリーブが付属しています。
ラバー厚は2mm程度あるので、落下した際の衝撃もしっかり抑えてくれそう。



重さは本体とラバー合わせて42.1gでした。
ラバースリーブを装着しても軽量なので、持ち歩くのは苦にならないですね。
『Kingston XS2000』のメリット・良いところ
ここからは、実際に『XS2000』を使ってみて感じたメリット・良いところを5つ紹介します。
最大2,000MB/sの読み書きスピード

大容量データをあっという間に転送!
XS2000は現時点における最速規格の「USB3.2 Gen2×2」対応で、読み書き速度はともに最大2,000MB/sとなっています。
実際に、M1 MacBook Airの「Blackmagic Disk Speed Test」で計測してみた結果がこちら。

読み込み | 669.8MB/s |
書き込み | 497.1MB/s |
また、5GB/10GBの大容量データ読み書きにかかった時間は以下のとおり。
5GB | 10GB | |
読み込み | 約7.5秒 | 約14.9秒 |
書き込み | 約10秒 | 約20.1秒 |
公表値の速度には遠く及びませんでしたが、この程度の待ち時間なら全然OKというか十分なスペックだと思います。
試しにPCに溜まってた100GB以上の大量ファイルを転送してみたところ、3分程度ですぐ終わりました。
外付けSSDとデータをやり取りするのは面倒かなと思ってたんですが、これならストレスなく快適に使えますね。
小型サイズで持ち運びしやすい

XS2000はポータブルSSDの中でも、かなりコンパクトな部類に入ります。
定番の人気ポータブルSSDと比較してみるとこんな感じ。
製品名 | Kingston XS2000 | SANDISK エクストリーム V2 | Crucial X6 | WD Elements SE SSD |
イメージ | ||||
サイズ | 横:約7cm 縦:約3.3cm 厚さ:約1.35cm | 横:約7cm 縦:約10cm 厚さ:約0.7cm | 横:6.9cm 縦:6.4cm 厚さ:1.1cm | 横:約6.5cm 縦:約6.5cm 厚さ:約0.9cm |
重さ | 約29g (本体のみ) | 約54g | 約39g | 約27.2g |
読み込み速度 | 2,000MB/s | 1050MB/s | 800MB/s | 400MB/s |
書き込み速度 | 2,000MB/s | 1000MB/s | 800MB/s | 400MB/s |
Amazon価格 (1TB) | 約17,000円 | 約19,000円 | 約12,500円 | 約12,500円 |
厚みはありますが、特に縦のサイズが圧倒的に小さいので数字以上にコンパクトだなと感じます。
それでいてスペックはXS2000が圧倒的に優れているので、コスパ的にも断然おすすめと言えるでしょう。
強力な防塵・防水性能

XS2000は付属のラバースリーブを装着することで、IP55相当の強力な防塵・防水性能を備えることができます。
粉塵が内部に浸入することを防ぎ、若干の粉塵の浸入があっても正常な運転を阻害しない。また、いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない。
さすがに水没には耐えられませんが、通常使用においては十分なレベル。これなら安心して使うことができますね。
キズ防止にも役立つので、ラバースリーブは基本付けっぱなしにしています。
アクセスランプが便利

XS2000はUSBポートのそばにアクセスランプがあります。
アクセスランプがあることで正常に作動しているかどうかが一目で把握できるので、地味に便利なポイントだなと感じました。
外付けSSDの中にはアクセスランプが付いてないモノもあるので、これもアドバンテージのひとつですね。
iPadでも使用できる

公式ではiOS対応を謳っていませんが、問題なく使用できました。
過去に撮った写真や動画をサクッと確認したい時なんかはiPadの画面で見る方がラクなので、iPadでも使えるのはありがたい。
また、iPadにも色々データが溜まっていたんですが、それらを簡単にSSDへ移行できたのは助かりました。
『Kingston XS2000』のデメリット・気になった点
続いて、『XS2000』で唯一感じたデメリット・気になった点を紹介します。
デザインが微妙にダサい

性能・コスパともに優秀なXS2000ですが、唯一デザインが惜しい…。
めちゃくちゃダサい!って訳じゃないんだけど、洗練されているとは言えない的な。
何故か片側だけ丸みを帯びているのとか、サイドが黒色だったり、中央の凹み部分のデザインがそう思わせているのかも。
また、せっかくのシルバー筐体なので、ラバースリーブもライトグレーとかの色だったらもっと良かったなと個人的には思います。
とはいえ、SSDに関してはデザインより性能が何より大事なので、多少の不満は目を瞑ることにしました。
ちなみにデザイン重視で選ぶなら『LACIE』が推しです。
【ガジェットポーチの中身】ガジェット周辺機器のおすすめアイテム

下記の記事では、最新の「ガジェットポーチの中身」について紹介しています。
厳選したこだわりアイテムが詰まっているので、ぜひチェックしてみてください。
『Kingston XS2000』レビューまとめ

今回は、Kingstonの外付けポータブルSSD『XS2000』をレビューしました。
最速規格「USB3.2 Gen2×2」に対応しているだけあって、読み書きスピードがめちゃくちゃ速い!というのが率直な感想。
昨今は、より高画質・高音質でファイルサイズの大きいデータを扱うことが増えていますが、そんな中でもストレスなく扱うことができます。
性能に対するコスパも高いので、高性能かつコンパクトな外付けSSDを探している人はぜひチェックしてみてください。