『SwitchBot CO2センサー』レビュー|二酸化炭素濃度を見える化!換気を促してくれるスマートデバイス
CO2センサーは、二酸化炭素濃度を見える化してくれる便利アイテム。
二酸化炭素が増加すると倦怠感や眠気を引き起こすなど身体への悪影響を引き起こすと言われていることから、CO2濃度を見える化するのは大事で。
だからCO2センサーがずっと前から欲しかったんですが、ついにSwitchBotシリーズから登場してくれました!
- 大型ディスプレイでパラメーターが見やすい
- CO2濃度・温湿度・快適指数・天気予報・日時がひと目でわかる
- 工業用グレードセンサー内蔵で精度の高い温湿度データを得られる
- 本体からもアラーム音を鳴らせる
- 他のSwitchBotデバイスを稼働させるトリガー役として優秀
- 電池駆動だと30分ごとにしかデータ更新できない
- バックライトがない
- マグネット設置ができない
ただCO2濃度が分かるようになるだけでなく、色んな情報がひと目で確認できたり、CO2濃度をトリガーとして自動換気のシステムが組めるのが最高…!
そんな『SwitchBot CO2センサー(温湿度計)』について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
『SwitchBot CO2センサー(温湿度計)』の特徴
SwitchBot CO2センサーは、スマートホームを手掛けるSwitchBotから2024年9月17日に発売されたスマートデバイス。
CO2濃度だけでなく温湿度も測れるし、天気予報や日時も表示できるオールインワンデバイスに仕上がっています。
製品スペック
同日に発売された『SwitchBot 温湿度計Pro』とスペックが似ているので、比較しながら見ていきましょう。
製品名 | CO2センサー | 温湿度計Pro |
---|---|---|
サイズ | 92×79×25mm | 92×79×25mm |
重量 | 154g | 154g |
液晶サイズ | 3.66インチ | 3.66インチ |
設置方法 | 3WAY ・スタンド ・置き式 ・壁掛け | 3WAY ・スタンド ・置き式 ・壁掛け |
画面表示 | CO2濃度 温湿度 快適指数 天気予報 日時 | 温湿度(2つ) 快適指数 天気予報 日時 |
CO2濃度精度 | ±50pmm | ー |
温度精度 | ±0.2℃ | ±0.2℃ |
湿度精度 | ±2%RH | ±2%RH |
アラート通知 | 音声アラーム 画面表示 アプリ | 音声アラーム 画面表示 アプリ |
防水防塵構造 | × | × |
動作温度 | -20℃〜80℃ | -20℃〜80℃ |
通信方式 | Bluetooth | Bluetooth |
データ記録 | ローカル:38日間 クラウド:2年間 | ローカル:68日間 クラウド:2年間 |
Matter対応 | ◯ | ◯ |
電源 | 単3電池×2本 USB-C | 単3電池×2本 |
電池寿命 | 約1年 | 約1年 |
価格 | 7,980円 | 3,480円 |
CO2を測定・表示できるのと電源がUSB-Cに対応している点を除けば、ほとんど同じ仕様ですね。
用途に応じて使い分ければいいのかなと思います。
外観デザイン
SwitchBotらしいマットホワイトな質感で、シンプルな見た目。
通電させると、3.66インチの画面には最大6項目のパラメーターがずらり。
- CO2濃度
- 温湿度
- 天気予報
- 時間
- 日付
- 快適度
※天気予報を表示するにはハブ機が必要
快適度はCO2/温湿度でそれぞれ表示してくれるのが良いですね。
なお、ディスプレイにはバックライトが無いので、暗い場所では表示が見えなくなってしまいます。
サイズは片手で収まるぐらいの小ささなので、デスク上にも置きやすいです。
天面中央にはクイックボタンなるものが配置されていて、以下の操作が行えます。
- 1回押す:サイレントモードのオンオフ
- 2回押す:ディスプレイの更新
- 長押し:デバイスの追加設定
サイドにある穴の内部には2つのセンサーが内蔵。
- NDIR方式CO2センサー:厚生労働省の推奨するNDIR方式のセンサー(更新頻度:1秒/回、CO2濃度精度:±50pmm)
- スイス製温湿度センサー:工業用グレードの精度の高いセンサー(更新頻度:4秒/回、温湿度精度:±0.2℃|±2%RH)
それぞれ精度の高い空気質のデータを提供してくれます。
背面には壁掛け用の穴とスタンド機能、そして電池ボックスとUSB-Cポートが。
スタンドは2段階でカチッと止まるポイントがあるんですが、微調整もできるので実質無段階で角度調整が可能です。
設置する場所に応じて見やすい角度にできるのが良いですね。
そして電源は、電池/USB-Cの2通りから選べます。
- 単3電池×2本:電池寿命は約1年で、30分ごとにデータ更新
- USB-C:電池切れの心配がなく、1秒ごとにデータ更新
電池駆動だとリアルタイムな数値が把握できないので、基本はUSB給電で基本使うことになるのかなと思います。
また、スタンドにはケーブルが干渉しないように切り欠きが。おかげでスッキリ配線できるようになっています。
初期設定
このCO2センサーを使うには、スマホなどにSwitchBotのアプリをインストールする必要があります。
SwitchBot
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アプリを開いたら、あとはペアリングするだけ。
画面の説明どおりに操作すれば簡単に設定できるので、こうした機器が苦手な方でも迷わず使い始められるはず。
『SwitchBot CO2センサー(温湿度計)』を使ってみて
ここからは、SwitchBot CO2センサーを実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
CO2濃度の見える化で室内環境を良くできる
CO2センサーを使ったのはこれが初めてだったんですが、CO2濃度ってすぐ上昇するもんなんですね。
CO2濃度が見える化されて初めて知りました。
それで、CO2濃度が700pmm辺りを超えてくると、なんか急に集中力が切れてくるんですよ。この表みたいに。
で、換気をするとすぐにCO2濃度が下がって、一気に作業しやすい環境になったんですよね。
このCO2センサーを導入することで、換気のタイミングが分かるようになったのがありがたいです。
ディスプレイには快適度を示すカラーバーがあったり、画面のアラートを設定できたりと直感的にCO2濃度を把握できる点も良き。
温湿度・快適度・天気予報・日時もまとめて確認できるのが便利
CO2センサー(温湿度計)というアイテムでありながら、天気予報や日時なども一緒に表示できるのが良くて。
作業用デスクに置いておけば、ふと知りたいなと思った情報をひと目で確認できるのが便利だなと感じています。
まさにオールインワンという仕様で、こうしたセンサー系SwitchBotデバイスの集大成かのような仕上がりです。※執筆時点で
また、温湿度はこの本体で計測した数値以外にも『ハブ2』や『防水温湿度計』などのデータを表示させることも可能で。
自分好みにカスタマイズできる余地があるので、色んな活用がしやすい点もおすすめです。
CO2濃度をトリガーに家電を自動操作できるのが最高!
実は前々からCO2センサーが欲しいなぁと思っていたんですが、ずっと手が出ないでいました。
理由はスマート機能が無かったから。たとえCO2濃度が上昇していても手動で換気扇とかを回すしかないのがネックで。
そこにこのSwitchBot CO2センサーがやってきて、ようやくCO2濃度をトリガーに他の家電やSwitchBotデバイスを自動操作できるようになりました…!
特に『SwitchBot スマートサーキュレーター』との相性が良いなと思っていて、僕は下記のようなオートメーション設定をしています。
- CO2濃度が700pmmを超えるとサーキュレーターをONに
- CO2濃度が400pmmを下回るとサーキュレーターをOFFに
これによって、わざわざ自分で操作せずとも常に快適な環境をキープできるようになってめちゃくちゃ快適!
これだけでもホントに導入する価値があるなと思いました。
『SwitchBot CO2センサー(温湿度計)』レビューまとめ
今回は、SwitchBotのスマートCO2センサー『SwitchBot CO2センサー(温湿度計)』をレビューしました。
- CO2濃度を見える化したい
- 色んな情報をまとめて見たい
- CO2濃度をトリガーに他の機器を操作したい
「SwitchBotからCO2センサーが出ないかなぁー」とずっと待ち望んでいたんですが、長い間待っていただけあって期待以上のモノが出てきたなと。
CO2濃度・温湿度・天気予報・日時・快適指数をまとめて確認できるオールインワンデバイスに仕上がっていて、デスク上に置いておくのにピッタリ!
CO2濃度をトリガーとした自動換気も非常に便利なので、デスク周りの便利アイテムとしてぜひ導入して見てください。