『SwitchBot スマートサーキュレーター』レビュー|年中大活躍!コードレス対応と遠隔操作できるのが便利
サーキュレーターは、1台で何役もこなしてくれる暮らしの便利アイテム。
直接風を浴びて涼んだり、室内の空気を循環させることでエアコンの空調効率を上げたり、洗濯物の乾きを早くさせるなど使い道は無限大。
年中活躍してくれるサーキュレーターですが、ようやくSwitchBotシリーズにもラインナップされまして…!
これをずっと待ってた。
- シンプルでインテリアに馴染みやすいデザイン
- 風速を100段階で細かく設定できる
- パワフル風量で30畳まで対応
- バッテリー搭載で好きなところに設置できる
- SwitchBotデバイスとの連携で自動操作できる
- 独自のSilenTech技術で抜群の静音性
- 常夜灯で暗い場所でも使いやすい
- 風量を上げるとバッテリーがあまり持たない
- 電源コードの着脱が面倒
- お手入れしづらい
バッテリー内蔵により最大50時間ものコードレス使用が可能で、他のSwitchBot製品やスマートスピーカーとの連携で遠隔操作できるのが他にはない魅力です。
それでいて、動作音がとても静か…!
そんな『SwitchBot スマートサーキュレーター』について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
『SwitchBot スマートサーキュレーター』の特徴
SwitchBotスマートサーキュレーターは、スマートホームを手掛けるSwitchBotから2023年11月20日に発売されました。
充電式と電源コード式の2モデルが用意されています。
製品スペック
2モデルを比較しながら見ていきましょう。
モデル | 充電式 | 電源コード式 |
---|---|---|
サイズ | 334×173×382mm | 334×173×382mm |
重量 | 2380g | 2120g |
周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz |
風速 | 1〜100%無段階調整 | 1〜100%無段階調整 |
静音性 | 22dB | 22dB |
電源 | ACアダプター 内蔵バッテリー(3600mAh) Type-C | ACアダプター |
消費電力 | 24W | 24W |
アプリ操作 | ◯ | ◯ |
タイマー機能 | 指定した時間にON/OFF | 指定した時間にON/OFF |
オートメーション | ◯ | ◯ |
スマートスピーカー対応 | ◯ | ◯ |
価格 | 13,980円 | 10,980円 |
2モデルの違いは、重量と対応電源と価格だけ。
3,000円の価格差がありますが、高くても充電式の方が選ぶメリットが大きいかなと思います。
やっぱりコードレスで使えるのとUSB-Cケーブルで代用できる快適さは底知れないです。
外観デザイン
SwitchBot製品はオールホワイトのイメージが強いですが、珍しい白と黒のツートン仕上げ。
個人的には真っ白な方が良かったんだけど、これはこれで近未来的なスタイリッシュさがあります。
ただ、1万円台で購入できると考えれば見栄えは良いんですが、近くて見ると質感は割とチープに感じるかも。
そして、30畳の大部屋でも使えるスペックなだけあって、サイズは334×173×382mmとそこそこ大きめ。
ある程度の設置スペースが必要となります。
重さも2kg以上ありますが、ファンの後ろ側に手をかけられる部分があるので持ち運びは意外としやすいです。
続いて、ファン部分を見ていきましょう。
この前カバーを外すにはプラスドライバーが必要で。
不用意に外れないため安全性はありますが、メンテナンスの面から考えるとちょっと手間かも。
ファンは3枚羽。羽根の数が少ない方が風量はパワフルになるため、空気を循環させるのが目的であるサーキュレーターに適ったつくりだと思います。
また、ファンは取り外し不可能なので、ファンを丸ごと水洗いするようなこともできません。これはデメリット。
次は首振り機能について。
3D首振り機能を備えており、上下は真横から真上、左右は90度ぐらいの範囲を動かすことができます。
左右の範囲がもうちょっと広いと良かったけど、まぁ許容範囲。
本体での操作は全てタッチパネル。見た目はスタイリッシュですが、物理ボタンの方が使い勝手は良いのかも。
と思ったんですが、タッチの反応が良いのでストレスなく操作できます。
そして、台座には常夜灯も付いているんですよね。
2段階で明るさ調整が可能で、暗い場所でもパネル操作がしやすくなったり、間接照明としても使えたりと何かと重宝する場面は多そう。
底面には電源まわりが集約されています。
充電式モデルは、付属の電源ケーブルのほかUSB-Cケーブルを接続しても稼働させることが可能。
電源ケーブルの長さは約1.5mと使う場所によってはやや短いなと感じる場合も。
長さのバリエーションが多いUSB-Cケーブルを別途用意した方が運用しやすそうですね。
そして、こちらがリモコン。
ボタンがシンプルなので迷わず使えるはず。
初期設定
このサーキュレーターを使うには、スマホなどにSwitchBotのアプリをインストールする必要があります。
SwitchBot
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アプリを開いたら、あとはペアリングするだけ。
画面の説明どおりに操作すれば簡単に設定できるので、こうした機器が苦手な方でも迷わず使い始められるはず。
1分程度で設定が完了しました。
『SwitchBot スマートサーキュレーター』を使ってみて
ここからは、SwitchBotスマートサーキュレーターを実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
コードレスで使えるのが超快適!
サーキュレーターや扇風機は電源ケーブルをコンセントに繋ぐのが当たり前と思っていたんですが、ついにコードレスで使える時代が来るとは…!
コンセントの位置を気にすることなく、家中の使いたい場所で活躍させられるのがとにかく便利なんですよ。
なんならベランダとか屋外でも使えますからね。
ただ、充電する際にはケーブルを接続するために、重たい本体を毎回ひっくり返さないといけないのが面倒で…。
底面じゃなくて背面側でケーブルを着脱できたら良かったなと思いました。
あと、強い風量にするとバッテリーがあまり持たないので、コンセントが近くにある場所で使うなら、無理にコードレスで使う必要は無いかなって感じです。
風量・首振り・静音性・節電といった基本機能も優秀
コードレス機能が目立って見えますが、サーキュレーターとしての基本的な性能も優秀で。
適応畳数 | 〜30畳 |
---|---|
風量調整 | 100段階 |
送風モード | 強く真っ直ぐな送風モード 一番優しいそよ風モード 自然風を楽しめるナチュラルモード 就寝時に最適なおやすみモード |
首振り角度 | 上下90度・左右90度 自動3D首振り |
最小運転音 | 22dB |
節電性能 | 5.9円/日 ※電気代31円/1kWh、 1日8時間稼働した場合で算出 |
タイマー | 1分〜9時間59分の間で設定可能 |
特に、風量調整が100段階・タイマーが1分単位で調整できるのが個人的にはスゴイなと。こんなにも細かく調整できるモノが今までにあっただろうか。
「エアコンを付けるほどでも無いなぁ」という時期はサーキュレーターを扇風機代わりにして涼んでいるんですが、そういう時にこの細かい調整が役立つんですよ。
例えば、風量は5段階調整しかないと、「2だと弱いし3だと強いんだよなぁ…」みたいなことが大いにあって。
タイマーも「30分/1時間/2時間」とかざっくりとしか設定できないモノも多いですよね。
それがこのサーキュレーターに変えてから、もどかしい気持ちにならずに快適に過ごせるようになりました。
しかも、静音性がまたバツグンに優れていて!就眠時に使っても音が気になりません。
スマートサーキュレーターという立ち位置ではありますが、スマート機能を差し引いても基本性能に優れた製品だと感じています。
やっぱりスマート操作が便利
このサーキュレーターの真骨頂はやはりスマート機能。
他のSwitchBotデバイスなどと組み合わせることで、遠隔操作したり自動化させたりと活用の幅が無限大に。
例えば僕の場合、こんな感じで活用しています。
- アレクサと連携して声でON/OFFや風量調整をする
- エアコンをつけたら/切ったらサーキュレーターを自動ON/OFF
- 『SwitchBot 温湿度計Pro』で計測した温度が27度を超えたら/下回ったらサーキュレーターを自動ON/OFF
- 洗濯機での洗濯が終わったらサーキュレーターを3時間だけ自動ON(部屋干しの乾燥を早めるため)
わざわざ手で操作しなくても良いのがめちゃくちゃ便利で。もっといろんな活用を模索していきたいなと思います。
なお、他の機器と連携させるにはハブ機が必要となるので、ぜひセットで導入しましょう。
『SwitchBot スマートサーキュレーター』レビューまとめ
今回は、SwitchBotのサーキュレーター『SwitchBot スマートサーキュレーター』をレビューしました。
- 性能・機能の高いサーキュレータが欲しい
- 遠隔・スマート操作したい
- 広い部屋で使いたい
- コードレスで使いたい
まずサーキュレーターとしての性能・機能が優秀で、普通に使い勝手が良いなと。
その上でコードレス対応や遠隔・スマート操作ができるなど、普段使いする上での満足度は非常に高いです。
お手入れのしずらさとか電源周りなど気になる点はあるものの、導入すれば年中活躍してくれること間違いなしなので、気になった人はチェックしてみてください。