時代からの逆行。メンテナンスフリーで使えるソーラー電波腕時計『SEIKO SPIRIT SBTM185』

スマートウォッチは便利だ。
時間を確認するだけでなく、LINEの通知や天気も地図も見れて、Suicaでピッと改札を通ったり、電子マネー機能を使って支払いもこれ1つで。
こんなにも便利だと、みんながスマートウォッチに移行するのも納得。
だけど、唯一デメリットだと感じるのがバッテリー問題。
バッテリー切れで「使いたい時に使えない」というのは便利なデバイスほどよく体感するもの。
時にはアナログに戻って、そんな煩わしさから解放されてみるのもいいかもしれない。
そんなことを感じさせてくれる僕愛用の腕時計をご紹介。
ソーラー電波時計『SEIKO SPIRIT STBM185』

こちらが今回紹介する腕時計。
すでに廃盤となっているモデルで、今では入手が難しい。
この腕時計は、僕が就活生の時に購入したモノで、たしか3万円もしなかったはず。

腕時計の中では安価な部類だけど、ソーラー充電が可能で、国内に限り電波受信もできる。
つまりは、電池交換とか時計合わせをしなくていいので、とにかく管理がラク。
スマートウォッチのように毎日充電する必要もない気楽さが僕には合っている。
時計にはあまり関心のない僕だけど、何故かこの時計には惹かれるものがあった。
小ぶりでスタイリッシュ

ケースサイズは37.7mmで、厚さが8mmと電波時計としては小ぶりなサイズ。
僕自身がどちらかと言うと細身な体型なので、このサイズ感がちょうどいい。

ベルトは結構好みが分かれるところだけど、僕はこのデザインが好き。
マットな面と光沢のある面が交互に組み合わさっていて、幾何学的な美しさを感じられる。
革のベルトもいいなって思うけど、ビジネスの場でも使うならメタルベルトの方がフォーマルで無難かなと。
海のような青文字盤

文字盤のデザインも意外と、というかすごく良いんですよね。
ローマ数字のインデックスもセンス良く落とし込んであって、シンプルながらも飽きのこない時計に。
そして、青文字盤の質感がとにかく気に入っていて、光の当たり加減で様々な表情を見せてくれます。

時には淡い水色に、時には深い紺青に。
まるでそこに海があるような神秘な空間。
この味わいもアナログ時計だからこそ。
また、風防にはサファイアガラスが使われているので、傷が付きにくく綺麗な文字盤をしっかりとキープしてくれます。
毎日眺めるものだから、文字盤周りには結構こだわって選びました。
デジタル時代だからこそアナログな腕時計を

「時間を表示する」たったその1つの役割をいつでも完璧にこなしてくれるのは、僕が持っているアイテムでもこの腕時計だけ。
充電もいらない、時計合わせも必要ない。
黙々と1分1秒を刻み続けるアナログな腕時計は、僕にとって手放せない大切な存在だ。
廃盤でもう手に入らないのが本当に惜しい。
蛇足ですが、「ソーラー電波腕時計だから厳密にはアナログ時計じゃない」というツッコミは無しで。笑