『Kingston XS2000』レビュー|これはおすすめ!超小型・高速の外付けポータブルSSD
読み書きが爆速で超コンパクトなSSD!
僕のMacBookには、ミラーレスカメラで撮った写真や動画、CDから取り込んだ音楽データが大量に保存されています。
RAW画像や4K動画、FLAC音源などファイルサイズが大きいモノだらけということもあり、ストレージ残量がそろそろヤバい状態に…。
というわけで、外付けSSDの『Kingston XS2000』を導入してみたんですが、これがめちゃくちゃ良くて!
- サイズが超コンパクト。しかも約29gと軽い
- 読み取り/書き込み速度ともに最大2,000MB/秒と爆速
- 1TBが17,000円ぐらいと良心的な価格
また、白系ガジェット好きの僕にとって、シルバーカラーの筐体だったのも購入の決め手でした。
そんなKingston XS2000について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
- 最大2,000MB/sの読み書きスピード
- 小型サイズで持ち運びしやすい
- USB-Cで接続できる
- 強力な防塵・防水性能を誇る
- デザインが微妙にダサい
外付けポータブルSSD『Kingston XS2000』の特徴
XS2000は、Kingston(キングストン)から2021年9月16日に発売された外付けポータブルSSD。
KingstonはデスクトップのPCメモリなども手掛けており、この分野では信頼性の高いメーカーなので安心して使えます。
製品スペック
サイズ | 69.54×32.58×13.5mm |
---|---|
重さ | 本体のみ:28.9g スリーブ込み:41.1g |
ストレージ | 500GB / 1TB / 2TB / 4TB |
USB規格 | USB-C |
インターフェイス | USB 3.2 Gen 2×2 |
読み取り速度 | 2,000MB/秒 |
書き込み速度 | 2,000MB/秒 |
材質 | 金属・プラスチック |
動作温度 | 0℃~40℃ |
保管温度 | -20℃~85℃ |
保証/サポート | 5年保証/無料技術サポート |
価格 | Amazonでチェックする |
ストレージは500GBから4TBまで幅広く展開されています。今回、僕は1TBを選びました。
外観デザイン
SSDでは意外と珍しいシルバー仕上げで、Apple製品との相性もバツグン。
ただ、何だろう…。なんか絶妙にちょいダサく見えちゃうんですよね。
中央の凹みのせいなのか、片側だけ何故かアールが付いているからなのか分かりませんが。
サイズは非常にコンパクトで、AirPods Proと同レベルのサイズ感です。
厚みは約1.35cmと、ポータブルSSDとしてはちょっと分厚い部類かもしれません。
とはいえ、このサイズ感で4TBまで対応しているなんて凄くない…?
側面にあるUSBポートは汎用性の高いType-Cなのがうれしい。
機器と接続すると青色のアクセスランプが点灯するので、接続状態が分かりやすくて良き。
なお、使用中は多少の発熱があります。そこまで熱々にはならないので気にならないレベルですが。
また、XS2000には専用のラバースリーブが付属しています。
ラバー厚は2mm程度あるので、落下した際の衝撃もしっかり抑えてくれそうです。
そして、ラバースリーブを装着することで、IP55相当の強力な防塵・防水性能を備えることができます。
粉塵が内部に浸入することを防ぎ、若干の粉塵の浸入があっても正常な運転を阻害しない。また、いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない。
さすがに水没には耐えられませんが、通常使用においては十分なレベル。これなら安心して使うことができますね。
キズ防止にも役立つので、ラバースリーブは基本付けっぱなしにしています。
重さは本体とラバー合わせて42.1gでした。
ラバースリーブを装着しても軽量なので、僕は付けっぱなしにしています。
『Kingston XS2000』を使ってみて
ここからは、XS2000を実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
最大2,000MB/sの読み書きスピードで快適に使える
大容量データをあっという間に転送できる!
XS2000はUSB規格の「USB3.2 Gen2×2」対応で、読み書き速度はともに最大2,000MB/sと非常に高速。
実際に「Blackmagic Disk Speed Test」で計測してみた結果がこちら。
読み込み | 669.8MB/s |
書き込み | 497.1MB/s |
また、10GB/100GBの大容量データ読み書きにかかった時間は以下のとおり。
10GB | 100GB | |
読み込み | 約14.9秒 | 約2分47秒 |
書き込み | 約20.1秒 | 約3分24秒 |
読み書き速度は公表値に遠く及びませんでしたが、この程度の待ち時間なら全然OKというか十分なスペックだと思います。
外付けSSDとデータをやり取りするのは面倒かなと思ってたんですが、これならストレスなく快適に使えますね。
小型サイズで持ち運びしやすい
XS2000はポータブルSSDの中でも、かなりコンパクトな部類に入ります。
定番の人気ポータブルSSDと比較してみるとこんな感じ。
製品名 | Kingston XS2000 | SanDisk エクストリーム V2 | Crucial X6 | WD Elements SE SSD |
サイズ | 横:7cm 縦:3.3cm 厚さ:1.35cm | 横:7cm 縦:10cm 厚さ:0.7cm | 横:6.9cm 縦:6.4cm 厚さ:1.1cm | 横:6.5cm 縦:6.5cm 厚さ:0.9cm |
重さ | 約29g | 約54g | 約39g | 約27.2g |
読み込み速度 | 2,000MB/s | 1050MB/s | 800MB/s | 400MB/s |
書き込み速度 | 2,000MB/s | 1000MB/s | 800MB/s | 400MB/s |
Amazon価格 (1TB) | 約17,000円 | 約19,000円 | 約12,500円 | 約12,500円 |
厚みはありますが、特に縦のサイズが圧倒的に小さいので数字以上にコンパクトだなと感じます。
僕はいつもガジェットポーチに入れて持ち歩いているんですが、このサイズに大容量のストレージが入っているのはホントに助かります。
それでいてスペックはXS2000が圧倒的に優れているので、コスパ的にも断然おすすめと言えるでしょう。
アクセスランプが便利
XS2000はUSBポートのそばにアクセスランプがあります。
アクセスランプがあることで正常に作動しているかどうかが一目で把握できるので、地味に便利なポイントだなと感じました。
外付けSSDの中にはアクセスランプが付いてないモノもあるので、これもアドバンテージのひとつ。
iPadでも使用できる
公式ではiPad OS対応を謳っていませんが、執筆時点ではiPadでも問題なく使用できました。
過去に撮った写真や動画をサクッと確認したい時なんかはiPadの画面で見る方がラクなので、iPadでもSSD内のデータを確認できるはありがたい。
また、iPad内にあるデータをSSDに移行することもできます。
『Kingston XS2000』レビューまとめ
今回は、Kingstonの外付けポータブルSSD『XS2000』をレビューしました。
- 読み書き速度を重視したい
- コンパクトなポータブルSSDが欲しい
- USB-Cで使えるモノが良い
- シルバーカラーが良い
「USB3.2 Gen2×2」に対応しているだけあって、読み書きスピードがめちゃくちゃ速い!というのが率直な感想。
昨今、何でも高画質・高音質化でファイルサイズの大きいデータを扱うことが増えていますが、そんな中でもストレスなく扱うことができます。
性能に対するコスパも高いので、高性能かつコンパクトな外付けSSDを探している人はぜひチェックしてみてください。