ブログを書いたり、写真や動画を編集したり、時にはゲームをしたり。
毎日のように長時間使うモニターだからこそ、画質だけじゃなく作業のしやすさやデスクとの馴染みやすさまでこだわりたいと思っていて。
そんな僕が求めていたスペックを満たしていたのが、Dellの『U3225QE』でした。
- 31.5インチ・4Kの広い作業領域
- 薄いベゼルで没入感が高い
- 最大120Hzで画面表示が滑らか
- ポップアウト式のUSBポートが便利
- 豊富なUSBポートでドッキングステーション代わりになる
- Thunderbolt 4一本で映像出力・データ転送・最大140W給電
- IPS Blackによる3000:1の高コントラスト
- DCI-P3 / Display P3を99%カバー
- 2.5GbEの有線LANまで内蔵
- スピーカーは非搭載
僕が特に気に入っているのが、120Hz・薄いベゼル・ポップアウト式USB・豊富なハブ機能の4つ。
モニターとしての表示性能はもちろんのこと、毎日デスクで使う道具として細かな使い勝手までよく考えられていて。
僕は使うアイテムが少ないのもあって、ドッキングステーションを別で用意しなくても、U3225QEだけで周辺機器までまとめられるというのが最高です。
そんなDell U3225QEについて、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
『Dell U3225QE』の特徴
U3225QEは、DellのUltraSharpシリーズに属する31.5インチ・4Kモニター。
3,840×2,160の4K解像度に最大120Hzのリフレッシュレート、IPS Blackパネルを組み合わせています。
さらに、Thunderbolt 4、USBハブ、2.5GbE LANに加えて、2台のPCで周辺機器を切り替えて使えるKVM機能まで搭載した、モニターとドッキングステーションを一体化したような一台になっています。
製品スペック
| 画面サイズ | 31.5インチ |
|---|---|
| サイズ | 幅713.2×高さ410.34×奥行57.5mm ※本体のみ |
| 重量 | 約6.52kg ※スタンドなし |
| 解像度 | 3,840×2,160(4K UHD) |
| パネル | IPS Black |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| コントラスト比 | 3,000:1 |
| 輝度 | 450cd/m² / HDRピーク600cd/m² |
| 表示色 | 10億7,000万色 |
| 色域 | sRGB 100% / BT.709 100% / DCI-P3 99% / Display P3 99% |
| 色精度 | 平均Delta E<1.5 |
| HDR | VESA DisplayHDR 600 |
| 応答速度 | 5ms(高速)/ 8ms |
| 映像入力 | Thunderbolt 4 / HDMI 2.1 / DisplayPort 1.4 |
| USB PD | 最大140W EPR |
| LAN | 2.5GbE |
| VESA | 100×100mm |
| スピーカー | 非搭載 |
4K・120Hzだけでなく、ネイティブコントラスト比3,000:1、Display P3 / DCI-P3 99%、平均Delta E<1.5と、写真や動画を扱ううえでも十分意識されたスペックになっています。
U3223QEからの主な進化ポイント
僕は以前、同じ31.5インチの『U3223QE』を使っていました。
画面サイズも4K解像度も同じですが、中身を見ると結構進化しています。
| 型番 | U3225QE | U3223QE |
|---|---|---|
| 解像度 | 4K | 4K |
| リフレッシュレート | 120Hz | 60Hz |
| コントラスト比 | 3,000:1 | 2,000:1 |
| 輝度 | 450cd/m² / HDRピーク600cd/m² | 400cd/m² |
| HDR | DisplayHDR 600 | DisplayHDR 400 |
| DCI-P3 | 99% | 98% |
| 色精度 | 平均Delta E<1.5 | Delta E<2 |
| PC接続 | Thunderbolt 4 | USB-C |
| HDMI | HDMI 2.1 | HDMI 2.0 |
| 最大給電 | 140W | 90W |
| LAN | 2.5GbE | 1GbE |
| クイックアクセスポート | USB-A×1+USB-C×2 / ポップアウト式 | USB-A×1+USB-C×1 |
U3223QEも十分良いモニターだと思っていますが、U3225QEは解像度やサイズではなく、毎日触れる部分をひとつずつ底上げしたモデルという印象です。
なお、2026年には主要スペックがほぼ共通するAmazon.co.jp限定モデル『U3226QER』も登場しています。
U3225QEとよく似た仕様のモデルなので、購入時には価格や販売条件も含めて比較してみると良さそうです。
外観デザイン・仕様
デザインはDellのUltraSharpらしい、シンプルなシルバー仕上げ。
31.5インチと画面自体は大きいんですが、余計な装飾がなく、ベゼルも薄く仕上げられています。
ここはデスク全体の雰囲気にもこだわりたい僕にとって大事なポイントで。
個人的には、モニターって画質だけじゃなく置いている時の存在感まで含めて選びたいと思っています。
そして、U3225QEで特に充実しているのがインターフェース。
背面を中心に、これだけの端子が搭載されています。
| インターフェース | 数 | 主な仕様 |
|---|---|---|
| HDMI 2.1 | 1 | 4K・120Hz / VRR対応 |
| DisplayPort 1.4入力 | 1 | DSC対応 |
| DisplayPort 1.4出力 | 1 | デイジーチェーン用 |
| Thunderbolt 4アップストリーム | 1 | 映像・データ転送 / 最大140W EPR給電 |
| Thunderbolt 4ダウンストリーム | 1 | デイジーチェーン / 最大15W給電 |
| USB-Cアップストリーム | 1 | USB 10Gbps / KVM用 |
| USB-Aダウンストリーム | 4 | USB 10Gbps |
| RJ45 | 1 | 2.5GbE |
| 3.5mmオーディオライン出力 | 1 | 外部スピーカーなどへ出力 |
さらに、モニター下部のポップアウト式クイックアクセスポートには、
- USB-A 10Gbps×1
- USB-C 10Gbps×2
を搭載。
クイックアクセスポート側のUSB-AはBC 1.2による充電にも対応し、USB-Cは最大15Wの給電にも対応しています。
つまりUSB-Aだけでも合計5ポート。
Thunderbolt 4やUSB-Cまで含めると、モニターとは思えないくらい接続端子が充実しています。
HDMI 2.1は4K・120HzとVRRにも対応しているので、MacBookの作業用モニターとしてだけでなく、Switch 2などのゲーム機を接続する用途にも使いやすい仕様となっています。
『Dell U3225QE』を使ってみて
ここからは、実際にU3225QEを使ってみて感じたことを紹介していきます。
4Kのまま120Hz。これは一度使うと戻りづらい
U3225QEで一番分かりやすく変わったのが、120Hzへの対応。
以前使っていたU3223QEは4K・60Hzでしたが、U3225QEでは4K解像度のまま最大120Hzまで表示できます。
60Hzでも作業そのものに困るわけではないんですが、120Hzにすると、
- Webページをスクロールする。
- マウスカーソルを動かす。
- ウィンドウを移動する。
こういう何気ない動作までヌルッと滑らかに見えて。
毎日何百回、何千回と目にする動きだからこそ、地味にこの違いが効いてくるんですよね。
ブログを書いたり写真を編集したりする作業用モニターでも、120Hzの恩恵はしっかり感じられます。
もちろん、ゲームでもこの120Hzが活きます。
僕はSwitch 2でもゲームをしているんですが、120fpsに対応したタイトルなら、1080pまたは1440p出力時に最大120fpsで遊ぶことができます。
また、2026年9月のSwitch 2本体アップデートによってTVモードでもVRRが使えるようになり、U3225QE側もHDMI 2.1のVRRに対応しています。
やっぱりゲームしている時の方が、この画面の滑らかさをより実感できるというか。
普段はMacBook用の作業モニターとして使って、ゲームをする時はSwitch 2用の120Hzモニターになる。
一台でこの両方をこなせるところが気に入っています。
ベゼルが薄いから31.5インチでもスッキリ見える
U3225QEは31.5インチと数字だけを見ると結構大きいんですが、実際にデスクに置いた時にはそれほど存在感がないように感じるのが良いところ。
その理由のひとつが、薄いベゼルです。
特に下辺のベゼルが薄いモニターって意外と少なくて。しかもロゴすら無いという潔さ。
余計なフレームが視界に入りにくいので、「大きなモニターが置いてある」というより、「画面だけが浮いている」ような感覚に近くて。
実際に作業している時も、没入感が高く、作業に集中しやすいなと感じています。
31.5インチの広い表示領域は欲しい。でも、デスク上で存在感が出すぎるのは避けたい。
そう思っていた僕には、このバランスがちょうど良かったです。
IPS Blackで黒が締まって見える。写真編集にも使いやすい
U3225QEは、通常のIPSパネルより黒の表現を強化した「IPS Black」を採用しています。
ネイティブコントラスト比は3,000:1。
以前使っていたU3223QEもIPS Blackでしたが、こちらは2,000:1だったので、スペック上でもさらにコントラストが向上しています。
そこまではっきりとは違いが感じられているわけではないですが、暗い部分が白っぽく浮きにくく、写真や動画を表示した時にも画面全体が引き締まって見えるように思いました。
色域もsRGB 100%、DCI-P3 / Display P3 99%をカバーし、工場出荷時の色精度は平均Delta E<1.5とされています。
僕は写真や動画の編集もするので、作業領域が広いだけじゃなく、色を扱う用途までしっかり考えられているのは嬉しいところです。
ポップアウト式USBがめちゃくちゃ便利!
U3225QEで個人的にかなり気に入っているのが、モニター下部にあるポップアウト式のクイックアクセスポート。
普段は本体へ収納されていて、必要な時だけ引き出して使えます。
中には、
- USB-A 10Gbps×1
- USB-C 10Gbps×2
を搭載。
USB-Cは最大15Wの給電にも対応し、USB-A側もBC 1.2による充電に対応しています。
これがホントに便利で。
例えば、外付けSSDやBDドライブを接続して使ったり、iPhoneなどのデバイスを充電したり。
わざわざモニターの背面を覗き込まなくても、こういう「接続したい時にすぐアクセスできる」ってのがありがたい。
以前使っていたU3223QEにも手元から使いやすいUSBポートがあって重宝していたんですが、U3225QEではそれがポップアウト式になったことで、より使い勝手が向上しました。
USBポートが豊富で、ドッキングステーションがいらない
そして、U3225QEを使う一番大きなメリットのひとつがハブ機能。
背面とクイックアクセスポートを合わせると、USB-Aだけで5ポート。さらに、Thunderbolt 4やUSB-Cも複数搭載されています。
MacBookとはThunderbolt 4ケーブル一本で接続でき、映像出力・MacBookへの給電・モニター側に接続したUSB機器とのやり取りまでまとめられます。
Thunderbolt 4アップストリームは最大140W EPR給電に対応。U3223QEでは最大90Wだったので、給電能力にもかなり余裕ができています。
また、僕の場合はモニター側にすべて周辺機器をまとめておけたので、MacBook用に別のドッキングステーションを用意する必要がありませんでした。
ハブやドッキングステーションを追加すれば、そのぶん本体とケーブルも増えるわけで、モニターそのものがデスクの接続拠点になってくれるというのが大きいメリットに感じています。
おかげで、デスク裏まで含めてスッキリしたデスク環境を構築できました。
スピーカーは非搭載(個人的には無くても問題ないけど)
U3225QEにはスピーカーが搭載されていません。
僕の場合はもともと外付けの『GENELEC 8010A』を使っているので特に困っていないんですが、ここは人によってはデメリットになるところ。
とはいえ、モニター内蔵のスピーカーって音質には限界があるので、むしろモニターには映像やハブ機能にしっかり振り切ってもらった方が個人的には良いのかなと思っています。
『Dell U3225QE』レビューまとめ
今回は、Dellの31.5インチ4Kモニター『U3225QE』をレビューしました。
- 31.5インチ・4Kの大画面で作業したい
- ベゼルの薄いシンプルなモニターが欲しい
- 4Kでも120Hzの滑らかさが欲しい
- Switch 2でも120Hz対応ゲームを遊びたい
- MacBookとケーブル一本で接続したい
- ドッキングステーションを別で置きたくない
- USBポートをたくさん使いたい
実際に使ってみて、仕事も趣味もこの一台を中心にまとめられるという、かなり完成度の高いモニターだなと思いました。
4K・120Hzの滑らかな画面に薄いベゼル。
必要な時だけ引き出せるポップアウト式USBに、ドッキングステーション代わりになるほど豊富なハブ機能。
デスクをできるだけシンプルに整えながら、モニターの性能には妥協したくない僕にとって、今のところすごくしっくり来ている一台です。
