『BenQ ScreenBar Halo 2』レビュー|初代から大幅進化!デスク作業を快適にするマストバイなモニターライト

自宅のPCデスクで作業をする時に「これだけは欠かせない」と思っているアイテムの一つが、モニターライト。
モニター周辺を照らすことにより、デスクの雰囲気を高めつつ、目の疲労感を激減させてくれる神アイテムなんですよね。しかも設置スペースも取らない!
で、僕は3年ほどBenQの『ScreenBar Halo』を愛用していたんですが、ついにその後継機が登場しました!

- シンプルでスタイリッシュなデザイン
- 目の疲労感が軽減される
- 間接照明がデスクの雰囲気をエモくしてくれる
- 自動点灯・消灯機能で節電に
- 無線リモコンのパラメータ表示が分かりやすい
- 間接照明の部分が大きくて目立つ
- 給電用ケーブルがやや太い
- カラーがダークグレーのみ
いやぁ~、これは素晴らしいアイテムですね。珍しく★5を付けたぐらいに。
BenQのモニターライトは総じて評判が高くて、初代モデルの時点でかなり満足度が高かったんですが、そこからさらにアップデートされています。
主な進化ポイントを挙げるとこんな感じ。
- 見た目がよりカッコよく
- ライトがより明るく、広範囲に
- 自動点灯・消灯機能が追加
- 無線リモコンにパラメータ表示
- 給電ケーブル端子がType-Cに
そのぶん初代から2,000円値上がりしていますが、それに見合うだけの価値があることには間違いありません。
そんな『ScreenBar Halo 2』について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
BenQ(ベンキュー)『ScreenBar Halo 2』の特徴

ScreenBar Halo2は、BenQから発売されているモニターライト「Haloシリーズ」の最新モデル。
約1年前に発売された『ScreenBar Pro』の性能を盛り込んでアップデートされたような仕様に仕上がっています。
製品スペック
『ScreenBar Halo』『ScreenBar Pro』とも比較しながら見ていきましょう。
製品 | ScreenBar Halo 2 | ScreenBar Halo | ScreenBar Pro |
---|---|---|---|
本体の長さ | 50cm | 50cm | 50cm |
カラー | ダークグレー | グレー | ブラック シルバー |
対応モニター厚さ | 0.43 〜 6cm | 0.7 〜 6cm | 0.43〜6.5cm |
曲面モニター対応 | ◯ | ◯ | ◯ |
背面照明 | ◯ | ◯ | × |
自動調光 | ◯ | ◯ | ◯ |
操作方法 | 無線リモコン 自動点灯/消灯 | 無線リモコン | 本体タッチ 自動点灯/消灯 |
中央照度 | 1000ルクス | 800ルクス | 1000ルクス |
照射範囲 500ルクス | 85cm×50cm | 63cm×40cm | 85cm×50cm |
照射範囲 300ルクス | 115×60cm | 90×40cm | 115×60cm |
色温度 | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K |
電源供給 | USB-C リモコン:USB-C充電 | USB-A リモコン:単4電池×3 | USB-C |
定価 | 26,900円 | 24,900円 | 19,900円 |
主にライトの性能・機能面で初代から順当に進化していますね。
ただ、背面照明や手元操作ができる無線リモコンが必要なければ、ほぼ同じ仕様のProでも良いのかなと思います。
外観デザイン

まずはモニターライト本体から。
Halo2では全体的に直線的なデザインになっており、スタイリッシュさが増しました。
スクリーンバー部分は金属製で、品のある質感が良いですね。

中央部分には、自動調光や自動点灯/消灯のためのセンサー類が内蔵されています。
そして初代から大きく変化したのは、背面照明の部分。

見比べるとめちゃくちゃデカくなってますね。クリアパーツが大きく横に広がっているので、より広い範囲を照らすことができそうです。
また、給電用のケーブルがUSB-AからUSB-Cケーブルに変更されました。

ただし、USB-Cへの変更は一長一短かなと。
というのも、僕はモニターから直接給電しているのですが、モニターに備わっているポートってまだType-Aの方が数が多い気がします。

将来的にはType-Cが主流になると思うのでこの仕様変更は大歓迎なんですが、過渡期の今はUSB-Cポートが不足しがちになるかなと。
そして、照度の上限が上がったためか、ケーブルがやや太くなりました。

初代と比べると、やや取り回しが悪くなったかもしれません。
続いてはリモコンを見ていきましょう。

リモコンもガッツリ変わっていて、まず中央にパラメーターを表示できる液晶が追加されました。

初代はアバウトにしか明るさや色温度が分からなかったため、この仕様変更はホントに素晴らしい。
また、初代は電源が単四電池3本だったんですが、USB-C充電式にアップデート。これはありがたい!

初代を使っていた時、リモコンの電池の減りが早いのが気になっていたので、これならランニングコストも気にせずにガンガン使えます。
無線リモコンの機能・操作方法

リモコンには以下の機能が備わっています。
- 電源オン/オフ
タップすると点灯/消灯できます。 - 色温度調整
2700K〜6500Kの範囲で調整できます。 - 明るさ調整
1〜100%の範囲で調整できます。 - 自動調光
環境光に基づき自動で最適な明るさに調光してくれます。 - お気に入りモード
3秒長押しで現在の明るさ・色温度・ライトモードを登録、以降ワンタップで登録した設定を呼び出せます。 - ライトモード切り替え
前面光・背面光・前後光の切り替えができます。 - 人感センサー設定
自動点灯・消灯のオン/オフを設定できます。また、自動消灯までの時間を3分/5分/10分/15分から選択できます。
ライトの明るさや色温度は、リモコンの側面をダイヤルのようにくるくるっと回すことで調整できます。
なお、節電のため「15秒間」リモコンを操作しない状態が続くとスリープモードに入り、パラメータ表示が消えます。
スリープから復帰するには、各ボタンをタップします。
BenQ『ScreenBar Halo 2』を使ってみて
ここからは、ScreenBar Halo2を実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
シャープなデザインでモニター周りに馴染む

まず、このHalo2は全体的に直線的なデザインになっていて、見た目がとてもシャープです。
初代は全体的に丸っこい印象があったんですが、より洗練された見た目に仕上がっているなと思いました。
また、初代モデルは色がグレーというかパープルがかった色味だったんですよね。

そのせいでモニターのベゼルとかと色が合ってなくて、浮いて見えるのがずっと気になっていました。
ですが、Halo2ではガンメタリックのような暖色寄りのダークグレーに変更されていて。
こちらの色の方が周りのアイテムと調和しやすいですし、空間がグッと締まって見えるようになりました。

欲を言えば、僕はデスク周りをホワイト系で統一させているので、ホワイトVer.もあったらいいなぁと思いました。
照度・色温度を細かく調整できるのが最高!

Halo2になって、明るさは1%単位/色温度は25Kごとに細かく調整できるようになりました。


モニターライトの照度とか色温度って、ちょっとした違いで光の感じ方が全然変わってくるんですよね。
だからこそ微調整できるに越したことはないですし、パラメーターが無線リモコンに表示されるので、状態を正確に把握できるのも良いところ。


で、照度・色温度を色々といじってみても、どの状態でも光の質が良いんですよ。
光のちらつきやムラが全く無く、目に優しいので長時間の作業でも疲れを感じにくいです。

流石はモニターライト界で評判の高いBenQさん。安心感があります。
背面照明の出来が素晴らしい

背面照明こそ、このモデルの真骨頂。
手元を照らすという基本的な機能については今更語る必要もないぐらい性能が高いんですが、それに加えて出来が良いと感じたのが背面照明で。
クリアパーツが横に大きくなり、最大照度も大きくなったことから、より広範囲を照らせるようになっています。
で、モニター背面が明るくなることで何が良いのかって言うと、おもに2つのメリットがあると僕は思っています。
- モニターの眩しさを軽減して、目の疲労感も軽減できる
- 間接照明としてデスクの雰囲気を高めてくれる
このメリットがマジでデカすぎて、もはや僕はこの間接照明のあるモニターライトしか使いたくないと思っているほど。
それぐらいに良いんです。使えば分かります。
ただ、この背面照明のパーツが大きくなったことで、作業中の視界にも入るようになってしまったのが惜しいところ。

こんな感じで、ライトの支柱部分が太くなったように見えることがあるんですよね。
まぁ慣れたら気にならなくなるレベルのものなんですけど。
自動点灯/消灯が思ってたより便利

ScreenBar Proから搭載されている「自動点灯/消灯」機能。
僕はモニターから直接給電していて、モニターの電源オン/オフに同期するので、この機能は正直あまりメリットは無いなと思っていました。
しかし、実際に使ってみると精神衛生上たすかることが分かりました。
というのも、僕は作業を一時中断する時、モニターは付けっ放しにしておくことが多いんですよね。その方がすぐ作業を再開できるので。
ですが、その時にもモニターライトがずっと点灯しているのが実は気になっていました。
手動でオンオフすればいいんですが、それも何かと面倒なので、自動消灯できるようになったのは大きな進化。
きっと電気代の差はわずかなものと思いますが、気持ち的に無駄遣いを減らせている感があるのが良いんです。
自動消灯するまでの時間も3〜15分の間で設定できるし、自動点灯までの反応も早いのでストレスを感じることも全くありません。
実際に体感してみると思ってたより便利でした。これも嬉しいアップデートです。
『ScreenBar Halo 2』レビューまとめ

今回は、BenQのモニターライト『ScreenBar Halo 2』をレビューしました。
- PC作業に目が疲れやすい
- 間接照明でデスクをエモくしたい
- 手元で照明をコントロールしたい
手元を照らすという基本性能の高さはさることながら、明るさ・色温度調整も細かく設定できるし、何より背面照明が素晴らしい。
今や色んなメーカーからモニターライトが出ていますが、性能・機能面ではこのHalo2を選んでおけば間違いないと思います。
そのぶん値の張るアイテムではありますが、導入するメリットは確かなもの。
デスク環境をより快適にしたいと思っている人は、ぜひチェックしてみてください。