『SwitchBot ハブ2』レビュー|温湿照度計も兼ねたMatter対応の次世代スマートリモコン
スマートホーム共通規格「Matter」に対応した初のスマートリモコン。
そんな『SwitchBot ハブ2』について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
- インテリアに馴染みやすいミニマルデザイン
- 家電を遠隔操作・音声コントロールできるようになる
- ハブ機能でSwitchBotシリーズを連携できる
- 高精度な温湿照度センサー・スマートボタンを搭載
- 赤外線送信範囲が最大30mに(ハブミニの2倍)
- スマートホーム共通規格「Matter」に対応
- スマートボタンにSwitchBotロックの施解錠を割り当てできない
- 本体をコンセントに直挿しできない
『SwitchBot(スイッチボット) ハブ2』の特徴
こちらが今回紹介する、SwitchBotシリーズの『SwitchBot ハブ2』というスマートリモコン。
SwitchBotシリーズに欠かせない『SwitchBot ハブミニ』が超進化して登場しました。
おもな特徴はこんな感じ。
- ミニマルでクリーンなデザイン
- 赤外線コントロールで家電をスマート化
- ハブ機能でSwitchBotシリーズを連携できる
- 高精度なスマート温湿照度計・スマートボタンを搭載
- 赤外線送信範囲がハブミニの2倍に
- Wi-Fiの接続が不安定でもエアコンを操作可能
- エアコンのリモコン状態を常に同期可能
- スマートホーム共通規格「Matter」に対応
我が家ではSwitchBotを色々と導入しているんですが、その核となるのがスマートリモコンで。
そんなスマートリモコンがパワーアップしたというのなら、試さない手はないですね。
スペック
サイズ | 幅70mm×高さ80mm×奥行き23mm |
重量 | 63g |
カラー | ホワイトのみ |
材質 | ABS |
対応OS | Android 5.0+ iOS 11.0+ |
赤外線送受信距離 | 最大送信距離:30m 最大受信距離:15m |
温度精度 | -20℃〜0℃:±0.4℃ 0℃〜65℃:±0.2℃ 65℃〜80℃:±0.3℃ |
湿度精度 | 10~90%RH:±2%RH 0~10%RH、90~99%RH:±3%RH |
電源 | 5V=2A |
価格 | 8,980円 |
押さえておきたいスペックはこんなところ。
地味に湿度精度が同シリーズの『SwitchBot温湿度計プラス』よりも向上しています。すごい。
そして、ハブミニとの機能比較はこちら。
製品名 | ハブ2 | ハブミニ |
スマートリモコン | ○ 対応リモコン8万個以上 スマートラーニング対応 赤外線送信範囲が2倍 | ○ 対応リモコン8万個以上 スマートラーニング対応 |
赤外線通信距離 | 送信:最大30m 受信:最大15m | 送受信:最大10m |
Wi-Fi接続が不安定でも操作可能 | ○ | ー |
エアコンリモコン状態同期 | ○ | ー |
スマートボタン | ○ | ー |
多数のコントロール方法 | ○ | ○ |
スマートアラート | ○ | ー |
オートメーション | ○ スケジュール ジオフェンス(GPS) 温度(センサー) 湿度(センサー) 照度(センサー) | ○ スケジュール ジオフェンス(GPS) |
ハブ機能 | ○ | ○ |
Matter対応 | ○ | ー |
価格 | 8,980円 | 5,480円 |
機能面で言えば、ハブ2が圧倒的に優れていますね。
そのぶん価格は上がってますが、温湿度計やスマートボタンも内蔵されていることを考えるとコスパは良いと思います。
Matter対応もうれしいところなんですが、まだ対応している製品が少ないためレビューでは現状触れません。対応製品が増えてきたら追記したいと思います。
内容物
- SwitchBotハブ2本体
- 5V/2Aアダプター
- 温湿度センサー搭載ケーブル(約2m)
- 両面テープ
- 温湿度センサー両面テープ
- 取扱説明書
外観デザイン
ミニマルかつクリーンなデザインで僕好みな感じ。
流線型デザインのマットな質感で、サラサラとした手触りをしています。
正面には、電源をつなぐと白のバックライトで温湿度とスマートボタンが表示されます。
裏面には開閉式のスタンドが備わっており、画面が見やすくなるように角度調整ができます。
専用の電源ケーブルを挿入するUSB-Cポートもありますね。
そして、この専用ケーブルには温湿度を感知するセンサーが内蔵されています。長さは2mほど。
設定方法
SwichBotハブ2を使うには、SwitchBotアプリが必須。
初めて使う人はSwitchBotのアカウント作成からしましょう。
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設定は特に難しいことはなく、アプリ画面の指示通りに進めれば簡単に設定できます。
だいたい10分程度で完了できました。
『SwitchBot ハブ2』の使用感レビュー
ここからは、実際に『SwitchBot ハブ2』を使ってみて感じたことを紹介していきます。
家電やSwitchBot製品の遠隔操作や音声コントロールが便利
これはもう前作のハブミニからお馴染みの機能。
スマートリモコンとして家電のリモコン機能を読み取って、アプリや本体のスマートボタンで操作できるようになります。
対応する家電は8万以上! テレビや照明、エアコンなどのリモコンをこれ1台に全てまとめられます。
他のSwitchBot製品を持っている場合は、このハブ2を導入することで遠隔操作も可能に。
特にハブ2に進化してからは、以下の4点がアップデートされていて。
- 本体のスマートボタンから操作できる
- 最大送信距離が30mに
- Wi-Fiが不安定でもエアコンを操作可能
- ハブ2がスマホでエアコンの状態を更新
アレクサと連携すれば、音声でのコントロールも可能になってさらに便利に!
安価なモデルでもアレクサの性能はほぼ変わらないので、何か1つ一緒に導入しておくのがおすすめです。
温湿度が確認できてトリガーにもできる
SwitchBotハブ2には新たに、温湿度計の機能が搭載されました。
これにより、本体で温湿度を一目で確認できるように。
僕は温湿度計プラスも持っているのですが、性能は互角以上。しかもハブ2はバックライトが点灯するので暗い場所でも視認できるようになっています。
バックライトは明るさ調節もできるし、表示が不要な人はオフにすることも可能。
そして、内蔵されたセンサーによって温湿照度を家電操作のトリガーにすることもできます。
- 室内の温度が28度を超えたらエアコンをON
- 室内の湿度が40%を下回ったら加湿機をON
- 部屋の照度レベルが10になったらカーテンを開ける
トリガーが増えることで、より暮らしに合ったスマート化が実現するので、さらにQOLが向上しますよ。
本体をコンセントに直挿しできず、ケーブル処理が難しい
どこにどうやって設置するか、それが問題だ。
ハブ2の温湿度センサーはケーブルに内蔵されており、この専用ケーブルを使うことが必須となっています。
そのため、ハブミニの時にできたコンセント直挿しの技ができないんですよね。
しかもケーブルの長さは約2mと長いので、余った長さの処理も悩むところ。
で、最初はデスクの上に置いてみたんですが、バックライトが作業の邪魔に感じたので別の場所にすることに。
色々試した結果、インターホンの側に設置することにしました。ケーブルが垂れるのが気になるけど仕方ない。
でもこうすれば、家族や友達が来たとわかった時はスマートボタンでSwitchBotロックを解錠できるし便利じゃね?天才やん。
…って考えていたら、防犯面からスマートボタンにSwitchBotロックは現状割り当てできない仕様みたいです。残念…。
でもいつか実装してくれることを信じて、とりあえずこのままにしておきます。
【活用シーンまとめ】SwitchBotで叶えるスマートな暮らし
下記の記事では、僕が持っている「SwitchBotの活用シーン」をまとめて紹介しています。
家をスマート化すれば日々の暮らしがもっと便利になるので、ぜひチェックしてみてください。
『SwitchBot ハブ2』レビューまとめ
今回は、SwitchBotのスマートリモコン『SwitchBot ハブ2』をレビューしました。
- インテリアに馴染みやすいミニマルデザイン
- 家電を遠隔操作・音声コントロールできるようになる
- ハブ機能でSwitchBotシリーズを連携できる
- 高精度な温湿照度センサー・スマートボタンを搭載
- 赤外線送信範囲が最大30mに(ハブミニの2倍)
- スマートホーム共通規格「Matter」に対応
暮らしを便利に塗り替えてくれたハブミニの進化版ということで、使い勝手や機能性も確かに向上しています。
スマートリモコン・ハブ・温湿照度計・スマートボタンの4機能が1つにまとまった、まさに究極のスマートリモコンに仕上がっているかなと。
あとは、ケーブル処理としやすさとSwitchBotロックに対応してくれれば個人的に満点ですね。
これから家のスマート化を始めたい人は、まずはこのハブ2から導入してみてください。