『SwitchBotカーテン』レビュー|カーテンの自動化でスッキリ快適な朝を迎えよう
1日の大切なスタートを切る朝は、できることならスッキリ目覚めたいところ。
だけど、目覚まし時計で無理やり叩き起こされるのが日常茶飯で。
だからこそ、
- 苦手な朝を快適に迎えたい
- 太陽の光を目覚ましにしたい
と常々思っていたんですが、そんな長年の悩みを解決してくれるモノにようやく出逢うことができました。
それが今回ご紹介する『SwitchBotカーテン』というスマートデバイスです。
こんな感じで、スマホからポチッとカーテンを遠隔操作したり、設定した好きな時間に自動開閉させられる画期的なアイテム。
このSwitchBotカーテンで毎朝カーテンが自動で開くようにしたら、苦手だった朝が億劫に感じなくなりました。
朝日を浴びながら迎える朝が、こんなにも気持ちのいいものだったなんて。
そんな朝のリズムを整えてくれる『SwitchBotカーテン』について、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
- カーテンを手軽にスマート化できる
- 朝の目覚まし代わりになる
- タッチ・ゴーで手動も半自動化
- 動作音が比較的静か
- 防犯対策にも使える
- 最長8か月のロングバッテリー
- カーテンが端まで開き切らない
- 価格が1個8,980円と高め
- 両開きカーテンの場合は2個必要
『SwitchBotカーテン』スペック早見表
製品名 | SwitchBotカーテン |
サイズ | 42×51×110mm |
重量 | 135g |
カラー | ホワイト / ブラック |
材質 | 紫外線耐性のABS樹脂 |
電源 | USB-C、DC 5V=1A |
バッテリー寿命 | 最大8か月間 |
通信 | Bluetooth 5.0 Long Range |
センサー | 加速度センサー、光センサー |
耐重量 | 最大8kg |
最大走行距離 | 3m |
モード | 高性能モード / 静音モード |
スケジュール | 本体のみでは最大5つ(SwitchBotハブミニとの併用で無制限) |
音声コントロール | Amazonアレクサ、Googleアシスタント、Siriショートカット、SmartThings、IFTTT、LINE Clova |
価格 | 9,980円 |
『SwitchBot(スイッチボット)カーテン』の特徴・スペック
- 工事不要でカーテンをスマート化できる
- スケジュール設定で自動操作も可能
- 「タッチ・ゴー」機能で手動も半自動化
- 最大8か月間のロングバッテリー(ソーラーパネルも付けられる)
- 動作音が比較的静か
- U型・I型・ポール型のカーテンレールに対応
『SwitchBotカーテン』は、IoTデバイスでお馴染みのSwitchBot社からリリースされているスマートデバイスのひとつ。
カーテンレールに取り付けるだけ(工事不要)で、簡単にカーテンをスマート化できます。
内容物は以下のとおり。
- SwitchBotカーテン本体
- USB-C×USB-Aケーブル
- カーテン留めクリップ
- フック付け用ロール
- ロールアタッチメント
- 取扱説明書
本体カラーはホワイトをご提供いただきましたが、クリーンな見た目で好みです。
思ってたより小型で、片手に収まるほどのコンパクトさ。
上面にはゴム製のローラーがついていて、この部分が稼働することによりカーテンを開閉させることができます。
対応しているカーテンレールは、U型・I型・ポールレールの3タイプ。
日本の家ではU型が一般的なので、よっぽど特殊なカーテンレールでない限り使用できます。
背面には充電用のUSB-Cポートとリセットボタン、光センサー/LED表示灯が。
光センサー機能を使えば照度レベルをトリガーにカーテンを開閉させることもできます。
満充電までは約2時間。フル充電すると最長8か月持つので、かなりのロングバッテリーですね。
ちなみに、専用の『ソーラーパネル』を取り付ることで充電不要で使い続けられます。
これなら充電する度に取り外す手間がなくなるし、必要な時に限って動かない…!というストレスもゼロに。
一緒に買い揃えておいて損はしないオプションアイテムです。
ハブミニやアレクサとの連携でもっと便利に
SwitchBotの要ともいえる『SwitchBotハブミニ』と連携させると、外出先でもカーテンを操作したり開閉状態を確認することができます。
ほかにも、下記のように他のSwitchBot製品と組み合わせれば、いろんな条件をトリガーにカーテンを開閉させることも可能に。
さらに『Echo Show 5』などのアレクサ対応機器とも連携させることで、音声コントロールも可能になります。
例えば「アレクサ、カーテン開けて/閉めて」と声をかけるだけで、カーテンに触れずとも開閉できるのは新感覚の体験。
『SwitchBotカーテン』の設定方法
初期設定などはアプリで行うので、まずはアプリのインストールから。
iPhone / Androidのどちらでも対応しています。
SwitchBot
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アプリをインストールしたら、ホーム画面右上の「+」をタップ。
デバイス追加一覧から「カーテン」を選択します。
設定手順などはイラストや動画で解説してくれるので、迷うことなく進められます。
カーテンレールのタイプや開閉方向もアプリ内で設定します。
続いて、SwitchBotカーテンを取り付けていきます。
片方のフックを外したまま90度回転させて、それぞれレールに差し込んだらフックを本体にはめ込みます。
レールへの取り付けが完了したら、最後にカーテンの移動距離調整を行います。
左右にSwitchBotカーテンを動かし、全開位置(カーテンが空いた状態)と全閉位置(閉まった状態)を記憶させます。
あとから何度でも微調整できるので、とりあえずはざっくりでOK。
これで、SwitchBotアプリに「カーテン」が追加され、アプリから開閉操作ができるようになりました。
『SwitchBotカーテン』のメリット・良いところ
ここからは、実際に『SwitchBotカーテン』を使ってみて感じたメリット・良いところを3つ紹介します。
- 光の目覚ましで朝のリズムが整う
- 手動も半自動化できる「タッチ・ゴー」が便利
- じつは防犯対策にも効果的
光の目覚ましで朝のリズムが整う
スケジュール機能で、朝の目覚まし代わりに。
この機能を使うと、カーテンの自動開閉を好きな時間・曜日に設定することができます。
僕は普段、朝6時に起床しているのですが、その30分前の5時半からカーテンが全開になるように設定しています。
そうすることで、太陽の光を浴びながらゆっくりと自然に目が覚めるようになります。
朝日の明るさで起きるのってめちゃくちゃ気持ちよくて、頭もスッキリするんですよね。
この快感さはぜひ一度体感してみてほしいし、むしろこのためだけでも導入する価値はあります。
実際、太陽光で起きるとメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を抑えられるので、スッキリと目覚められるんだとか。
また、精神を安定させる働きがあるセロトニンの分泌が促進されるので、朝起きるストレスも軽減できるという効果も。
『SwitchBotカーテン』を導入すれば、確実にQOLが向上しますよ!
手動も半自動化できる「タッチ・ゴー」が便利
5cm動かせば、あとは自動で。
「タッチ・ゴー」という機能をONにすると、手動でカーテンをちょっと動かせばあとは自動で開閉できるようになります。
しかも2個揃えると、片方のカーテンを動かすだけでもう片方のSwitchBotカーテンも自動で動くってのがすごい!
基本的には自動化で事足りるんですが、手動で動かしたい時の手間も極力減らすことができます。
大きい窓やカーテンがある家ほど、この便利さを感じられるはず。
じつは防犯対策にも効果的
自動開閉を設定していて思ったんですが、これは防犯対策にも使えるなと。
というのも、空き巣狙いはカーテンがずっと閉まっている家を狙う傾向にあるみたいです。
そこで自動開閉や遠隔操作で不在中にもカーテンを稼働させることで、「家の中に人がいる」と思わせることができます。
これなら旅行などで長期間家を空けることになっても安心ですね。
『SwitchBotカーテン』のデメリット・気になった点
続いて、『SwitchBotカーテン』で感じた唯一のデメリット・気になった点を紹介します。
カーテンが端まで開き切らないのが気になる
唯一気になった点としては、カーテンが端まで開き切らないこと。
SwitchBotカーテンがレールに入り込んでいるせいで、カーテンが最後まで折り畳まれなくなるんですよね。
これは構造上、改善のしようがないため割り切るしかないんですが、個人的には見た目が気になるかなぁ…と思いました。
とはいえ、カーテンをスマート化するメリットの方が断然大きいので、このぐらいは許容範囲です。
『SwitchBotカーテン』のよくある質問
最後に、よくある質問をまとめておいたので、気になる項目があれば参考にしてみてください。
- モーター音はうるさいの?
-
「ギィーーー」という駆動音は確かにハッキリと聞こえますが、気になるほどではありません。
(実際は動画で聞くより静かに感じます)
試しに騒音計アプリで測定してみたところ、以下の結果が出ました。
測定場所 高性能モード 静音モード SwitchBotカーテンの間近 59dB 54dB 1m離れた位置 36dB 33dB 図書館内で感じる程度の騒音レベルが約40dBなので、うるさいと感じることはないです。
が、たまにモーター音で目が覚めることもあります。
- 引っかかる・途中で止まる・動かない時の対処法は?
-
以下の3つの原因が考えられます。
- 静音モードになっている
- カーテンのすき間防止マグネットが強力すぎる
- ローラー部分にホコリが付着している
静音モードだと馬力がないので、重たい遮光カーテンなどに使う場合には不向きです。高性能モードに切り替えましょう。
すき間防止マグネットがあると、磁力に負けてローラーが空回りしてしまうこともあるので、外しておくのがベター。
また、ローラーにホコリが付着しているとグリップ力が低下してしまいます。定期的にクリーニングするのがおすすめ。
- 設定をリセット(初期化)する方法は?
-
背面中央にある、丸いリセットボタンを15秒以上長押ししてください。
これで初期出荷状態にリセットされます。
ペアリングができないなど動作に不具合が生じた時に試してみましょう。
【活用シーンまとめ】SwitchBotで叶えるスマートな暮らし
下記の記事では、僕が持っている「SwitchBotの活用シーン」をまとめて紹介しています。
家をスマート化すれば日々の暮らしがもっと便利になるので、ぜひチェックしてみてください。
『SwitchBotカーテン』レビューまとめ
今回は、カーテンを手軽にスマート化できる『SwitchBotカーテン』をレビューしました。
カーテンを開閉させるだけというシンプルな機能ですが、実際に使ってみると満足感はめちゃくちゃ高かったです。
特に、朝カーテンを開けることで太陽の光を目覚まし代わりにできるのは、生活の質が変わるぐらいホントに快適で。
「朝起きるのが苦手」「カーテンの開閉が面倒」と感じている人にこそ、ぜひ試してほしい便利デバイスです。