『Narwal Freo X Plus』レビュー|世界初!ステーションなしで7週間ゴミ捨て不要を実現したロボット掃除機
本記事では、Narwalのエントリー向けロボット掃除機『Freo X Plus』をレビューします。
ハイエンドモデルに匹敵する清掃性能を備えながらも、ベースステーションが超コンパクトで、場所を選ばす設置しやすいのが最大のウリで。
- 7800Paの強力な吸引力
- ゴミ圧縮機能で7週間以上ゴミ捨て不要(世界初!)
- 絡みゼロブラシで毛髪が絡まずお手入れ不要(世界初!)
- ベースステーションが超コンパクトで場所を取らない
- 最大6Nの圧力でモップ掛けも可能
結論、吸引力と省スペースを両立しつつ、ゴミ捨ての手間を減らしたい人にはおすすめなモデルだと感じました。
そんなFreo X Plusについて、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
- 7週間以上ゴミ捨て不要
- 7800Paの超強力吸引でゴミを残さない
- メインブラシに毛髪が絡まないからお手入れ簡単
- ベースステーションが超コンパクト
- 動作音が比較的静か
- モップは手洗いする必要がある
- ベースステーションの充電コネクタが剥き出し
- ケーブルは巻き込んでしまう
Narwal(ナーワル)『Freo X Plus』の特徴
Freo X Plusは、新進気鋭のベンチャー企業・Narwalから2023年5月24日に発売されたエントリーモデルのロボット掃除機。
「ステーション無しでも、ここまでできる」というキャッチコピーのとおり、コンパクトながらも清掃性能には妥協のないロボット掃除機に仕上がっています。
製品スペック(Ultraとの比較あり)
自動機能を豊富に盛り込んだハイエンドモデル『Freo X Ultra』も発売されているので、比較しながらスペックを見ていきましょう。
製品名 | Freo X Plus | Freo X Ultra |
---|---|---|
カラー | ホワイト | ホワイト |
サイズ | 本体:W350mm×D355mm×H107mm ベースステーション:W275mm×D118mm×H137mm | 本体:W350mm×D350mm×H107mm ベースステーション:W415mm×D370mm×H434mm |
重量 | 本体:4.25g ベースステーション:860g | 本体:4.25g±100g ベースステーション:8.5kg±100g |
バッテリー | 最大230分の連続稼働 | 最大230分の連続稼働 |
吸引力 | 最大7800Pa | 最大8200Pa |
メインブラシ | 絡まりゼロフローティングブラシ | 絡まりゼロフローティングブラシ |
ゴミ捨て不要期間 | 7週間以上 | 7週間以上 |
自動ダストボックス乾燥&除菌 | × | ◯ |
モップ圧力 | 最大6N | 最大12N |
モップ形状 | 引きずり式モップ | 回転式おにぎり型モップ |
自動モップリフト | × | ◯ |
自動モップ洗浄&乾燥 | × | ◯ |
AI汚れ検知機能 | × | DirtSense 2.0 (汚れの自動検知) |
障害物検知センサー | トリプルレーザーセンサー | トリプルレーザーセンサー |
チャイルドロック | ◯ | ◯ |
音声操作 | Siri / Alexa | Siri / Alexa |
定価 | 79,800円 | 159,800円 |
Ultraと比較すると機能は色々と削ぎ落とされていますが、肝心の清掃性能は同等レベルなのがスゴい。
それでUltraの半額と考えるとコスパは良いのかも。
一方、掃除から本体のメンテナンスまで全部任せたい!という人は、Ultraを選んだ方が確実に幸せになれます。
外観デザイン
直径35cmとロボット掃除機としては一般的なサイズですかね。
ホワイト一色で、とってもシンプルな見た目。
進行方向のバンパーは凹むようになっていて、万が一、障害物に当たった時にも衝撃を最小限に和らげてくれます。
天面のカバーを外すと、中には水拭き用のタンクとゴミを溜め込むためのダストボックスが。
タンクには取っ手が付いていて、注水時にも持ちやすいのが良いですね。小さいながらも使いさすさも考えられています。
ダストボックスは使い捨てのモノと繰り返し使えるモノ、両方好みに応じて使うことができます。
使い捨ての方が衛生的で処理もラクだけど、さすがにコストがかさむので僕は繰り返し使える方を使っています。
裏面はこんな感じ。
前方に付いているのは引きづり式のモップ。モップも繰り返し使えるモノと使い捨てのモノが付属しています。
マジックテープで着脱可能なので、汚れたら洗ったり取り替えたりすることができます。
そして極め付けがこの絡まりゼロのフローティングブラシ。
片側が浮いている状態になっていて、毛髪などを螺旋状に回転させながら、ブラシが浮いている方向に吸引することで絡まりゼロを実現しています。
あとはサイドブラシですね。ここも回転することで壁際のホコリなどを逃さず掻き取ってくれます。
操作方法
操作方法は2通りありますが、僕は専用アプリから操作することがほとんど。
アプリだけで完結できるし、一番細かく設定ができます。
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アプリでできることは主にこんな感じ。
- 清掃方法・レベル・エリアの設定
- スケジュール設定
- 清掃履歴の確認
- 消耗品管理
色々ありますが、僕は日々の清掃をすべて自動化(スケジュール設定)してるので一度設定してしまえば基本操作することはありません。
あと、消耗品の交換タイミングを可視化されているのもありがたいなと思いました。
Narwal『Freo X Plus』を使ってみて
ここからは、Freo X Plusを実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
ステーションなしでも7週間ゴミ捨て不要なのがスゴい!
ロボット掃除機において清掃能力はもちろん大事なんだけど、僕が一番メリットに感じたのはステーションなしで7週間ゴミ捨てを実現していること。
これまでにも長期間ゴミ捨て不要なロボット掃除機は各社から発売されていましたが、いずれもベースステーションにゴミを溜め込む必要がありました。
そのため、ベースステーションが巨大化しがちで、設置に悩む人も多かったんじゃないでしょうか。
しかし、このFreo X Plusは世界初のゴミ圧縮機能によって、本体内部のダストボックスに7週間分のゴミを溜め込めるようになっています。
そのおかげでベースステーションが超コンパクトに収まり、場所を選ばす設置できるようになりました。
ゴミ捨ても簡単にできるのがラクで良いですね。
メインブラシに毛髪が絡まないのが快適
もうひとつ世界初の機能として搭載されているのが、絡まりゼロフローティングブラシ。
正直なところ半信半疑だったんですが、実際使ってみると触れ込みどおりで全く毛髪が絡まりません。
普通の掃除機を使っている時に、よく素手でブラシに絡まった毛髪を取り除いていたんだけど、なかなか取れないし汚いしでイヤだったんですよね。
そういった不快感も無くなったし、この後また紹介するんですが、強力な吸引力が落ちることもありません。
これは想像以上に快適でした。
7800Paの高い吸引力で床が常にキレイな状態に
清掃性能にも妥協なし。
吸引力が7800Paと強力で、ハイエンドモデル『Freo X Ultra』にも匹敵するレベルとなっています。
両方使ってみた感想としては、正直、吸引力に差を感じられないほど。それぐらいに強力です。
多少の段差は超えてくれるし、カーペット素材でも問題なくホコリを吸引してくれます。
また、「Freoモード」という設定があり、オンにすると家庭環境やユーザーの清掃習慣、床の状況、汚れの程度をAIが判断して最適な清掃を行ってくれるんですよね。
細かいことは考えず、とりあえず「FreoモードにしておけばOK」ってのが気持ち的にラクで良いです。
水拭き性能はもう一歩。お手入れもちょっと面倒
Freo X Plusはモップによる水拭きも可能で。
ただ、引きづり式なので汚れを取り除く力はちょっと足りない感じがあります。
一応、最大6Nの圧力をかけながらモップ掛けをしてくれるんですが、Freo X Ultraなどに備わっている回転式モップの方が優れているかなと。
また、モップ自体の自動洗浄&乾燥機能は無いので、モップ掛けをしたあとは自分で洗ったり干したりする必要があるんですよね。
それも全部自動でやってくれるFreo X Ultraも使った後だと、その工程が面倒に感じます。
水拭き性能も重視する人には、ちょっと仕様的に物足りないかもしれません。
Narwal『Freo X Plus』レビューまとめ
今回は、Narwalのエントリー向けロボット掃除機『Freo X Plus』をレビューしました。
- 強力な吸引力を持つロボット掃除機が欲しい人
- ゴミ捨ての頻度を極力減らしたい人
- 設置スペースを最小限に抑えたい人
水拭き機能だけちょっと惜しいなという印象ですが、その点以外は非常に完成度で仕上がっています。
高性能なロボット掃除機は他メーカー含めて様々ありますが、ベースステーション無しでここまでできるのはこのモデルだけ。
高い清掃性能と省スペース設置を両立させたいという人は、ぜひ候補のひとつに入れてみてください。