『innovator INV1811STP』レビュー|このクオリティで3.3万円!? アルミ×レザーで最強おしゃれな機内持ち込み可キャリーケース

泊まりがけの旅行や出張に欠かせないキャリーケース。
旅のお供に持ち歩くものだから「見た目も機能もこだわりたいよね!」ってことで色々探していた中で、僕の美的センサーにビビッと反応するモノがありました。
innovatorの『INV1811STP』というアルミキャリーケースです。

- アルミ×レザーがオシャレすぎる
- キャスターが滑らか&静音
- 便利なキャスターロック付き
- TSAロック付き
- 専用カバーが付属
- フロントが開かない
- アルミなので重い
- 人気商品すぎて入手が難しい
え? アルミとレザーの組み合わせとか、そんなの反則でしょ?
しかも、内装にも本革が一部使用されているという大変エレガントな仕様になっています。

それでいて、あの高級キャリーケースブランド・リ○アと見た目が似ているのに、この機内持ち込み可サイズはたったの33,000円で買えちゃうんですよ!
リ○アの1/5ぐらいの価格とか…マジで完全に価格設定がバグってます。こんなのもう“買い”でしかない。
もちろんアルミ素材なので、フロントポケットが無かったり重かったり…などのデメリットもありますが、この圧倒的・美の前ではそんなのどうでもいいと思えました。
そんなINV1811STPについて、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
36Lモデル(機内持ち込み可)
innovator『INV1811STP』の特徴

innovatorは、北欧スウェーデン発のメーカーで「生活を楽しむ道具」を色々と手掛けています。
今回はキャリーケースを購入しましたが、デザインが良いブランドなので他のアイテムも欲しくなっちゃうやつ。
製品スペック
僕が購入したのは機内持ち込みが可能な36Lモデルですが、3つのサイズ展開があります。
比較しながら見ていきましょう。
品番 | INV1811STP | INV5811STP | INV7811STP |
---|---|---|---|
容量 | 36L | 70L | 96L |
サイズ | H55×W40×D20cm(Total:115cm) ※機内持込可(国際線、国内線100席以上) | H70.5×W47.5×D27cm(Total:145cm) ※無料預入受託サイズ | H77×W51×D29cm(Total:157cm) |
重量 | 4.5kg | 6.2kg | 7.0kg |
材質 | アルミニウム | ||
タイプ | フレーム | ||
機能 | ブレーキキャスター / TSAロック | ||
価格 | 33,000円 | 38,500円 | 44,000円 |
96Lでも5万円以下とか、やっぱりコスパがヤバすぎる…。
こうなるとサイズ違いも欲しくなってきますね。カラー展開も6色あります。






外観デザイン




この佇まいよ…。わざわざ言葉で語る必要がないほどの美しさ。
シルバーな本体にブラウンのレザーが映えますね。
正面はスウェーデンの国旗をイメージしたデザインに。背面にはクロスの中心にロゴプレートがあります。


角は光沢のある硬い素材になっています。マットな本体とのコントラストがこれまたカッコいい。
地味なポイントですが、留め具に旅を連想させる飛行機が彫られているのがエモ。

そして、本革仕様の持ち手がホントに良いのよ…。

手で掴む時に感じる、しっとりとしたレザーの手触りがすごく心地よくて。経年変化も楽しめそう。

背面には樹脂製の伸縮バーが。
ライトグレーの色味が綺麗で、アルミと比べても樹脂製の安っぽさを感じません。

バーの上段部分は、16段階と細かく高さ調整できるのが良いですね。
また、アルミキャリーケースとしては業界初搭載なんだそうですが、ブレーキ機能がここに備わっています。

アクセスしやすい場所にあるし、スライド操作でブレーキの「ON/OFF」を簡単に操作できるのが最高。
電車で移動する際にこのキャスターロックがめちゃくちゃ重宝するんですよね〜。これ無しのキャリーケースは使えないぐらい。

キャスターには、スムーズ・静か・軽い走行を実現した「miraclent」が搭載されています。
静音キャスターとして定評のある「lisof」から消音性が2倍強化され、加水分解しない素材にもなっているので耐久性も高いとのこと。
さらに、ベアリング内蔵によりキャリーケースを引っ張る力が従来品と比べ60%も軽減!すごい。
実際、動きがめちゃくちゃ滑らかだし、軽い力でスーッと動かせるのが気持ちいいです。

側面には、鍵をかけたまま預けることができる「TSAロック」が。
アメリカ運輸保安局TSA(Transportation Security Administration)によって認可・容認されたロックで、セキュリティチェックが最も厳しいアメリカであっても、鍵をかけたまま航空会社に預けることができる。
今ではもう定番なロック機構ですが、3桁の暗証番号で簡単に施解錠できるのが良きです。
では、オープン・ザ・キャリーケース。

まず目に入ってきたのは、ブラックカラーでメッシュ素材の中仕切り。
レザーの付いたベルトで3点固定されていて、マジックテープで脱着できます。






両面にファスナーが付いており、中に薄手のモノを収納できます。
人に見られたくない下着とかを入れるのに良さそう。

内装は光沢シルバーのテロテロとした素材で。なかなかこんなカラーリングは見かけないですが、エレガントな雰囲気があって僕は好きです。

内側の凹凸が少ないので、機内持ち込みサイズながらもわりと荷物が入りますね。
夏用の服装なら余裕で3泊4日分の荷物が収まりました。冬場だと1〜2泊分が容量的に限界かも?
あと、キャリーケースの中にこんなモノが入っていて。

てっきり緩衝材かと思って処分しようとしたけど、よく見るとロゴが入っているではないか。
こちら、なんと専用カバーでして。


こんな感じで、アルミの本体に傷が付くのを守ってくれます。
実際に空港で荷物を預けたら1回でめっちゃ汚れたので、これがもし本体に付いていたと思うと…。
アルミは傷も味になると言われますが、僕はできるだけキレイな状態を保ちたい派なので、ちゃんとカバーまで付属されているなんて非常にありがたいですね。
innovator『INV1811STP』を使ってみて
ここからは、INV1811STPを実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
旅の気分がアガりまくる

先日、3泊4日で福岡旅行をしてきたんですが、その時にこのキャリーケースを持っていったんですよ。
もうね、最高にイイ!!
なんかオシャレなキャリーケースと共に歩いているだけで、旅の気分がアガるんですよね〜。
心無しか街中を移動している時も周りの人々の視線を集めていた気がしました。うん、僕もこのキャリーケースを見かけたら絶対に二度見しちゃうわ。
それぐらいやっぱり、このアルミ×レザーの魅力は無限大です。
それから今はまだ綺麗な状態ですが、アルミに傷が入ったり、レザーがだんだん飴色になったりと経年変化も楽しめるのも醍醐味だと思います。
キャスターが滑らかでアルミの重さを感じにくい

アルミケースのデメリットのひとつに「重さ」があります。
このINV1811STPも約4.5kgと、何も入ってない状態でもそれなりに重いです。
ですが、「miraclent」という静かでスムーズなキャスターが搭載されているおかげで、全然重さを感じません。
平坦な道ならスススーッと滑らかに動いてくれるのがめちゃ快適です。
正直、使い勝手はそんなに良くない。けど…!

最近はキャリーケースも進化していて、色んな機能が追加されていますよね。
例えばこんな機能とか。
- すぐにアクセスできるフロントポケット
- 充電用のUSBポート
- 荷物を引っ掛けられるフック
- 飲み物や折りたたみ傘をセットできるカップホルダー
- 容量の拡張
便利なキャスターロックは備わっていますが、それ以外に目ぼしい付加機能はありません。
特にフロントポケットが無いのは不便に感じますね。
正直、使い勝手の良さを求めるならプラ素材の方を選んだ方が良いです。
あと、内側の仕切りの使用感もちょっと特殊で。


以前使っていたキャリーケースはメッシュの仕切りが全体に覆われていてファスナーで開閉ができたんですよね。これがめっちゃ使いやすかった。
一方、この仕切りはマジックテープで着脱するのがちょっと面倒だったり、隙間が開いているので小物がこぼれ落ちないように注意する必要があります。
ただ、たとえ使い勝手を犠牲にしてでも、「このキャリーケースを使っていたい」と思えるだけの魅力とロマンが詰まっているのも確かなことで。
そんな不便さもひっくるめて、僕はこれからも相棒として連れ添っていきたいと思います。
innovator『INV1811STP』レビューまとめ

今回は、innovatorのキャリーケース『INV1811STP』をレビューしました。
- アルミのキャリーケースを使いたい
- レザー好き
- キャスターロック機能はマスト
- コスパも重視したい
久々に一目惚れしたアイテムに出逢えたんですが、ホントに見た目がキュートで、実際に使う度にどんどん愛着が深まっています。不便さも含めて。
これがたった33,000円で手に入るなんて、やっぱり価格設定がおかしいと思います。倍はしても納得できるクオリティ。
それゆえ、入荷されても即在庫切れになっちゃうほど人気商品なのが玉に瑕ですが、それぐらい魅力的なキャリーケースであることには間違いありません。
気になった人は、ぜひチェックしてみてください!