『SwitchBot ロックPro』レビュー|解錠速度とバッテリーが強化!より使いやすくなった究極のスマートロック
数あるスマートデバイスの中で、最も導入価値が高いと思っているのがスマートロック。
かさばる鍵を持たずに済むし、鍵を閉め忘れる心配もないし、ドアの開閉を感知して通知が届くから防犯にも役立つ。
そんな便利すぎるスマートロックに、究極に使い勝手の良い『SwitchBot ロックPro』が登場しました!
- 解除速度が速いので待ち時間が少ない
- ワンタッチで施解錠できるダイヤル付き
- 無段階可変サムターンホルダーで99%の鍵に取り付け可能
- 専用の充電式バッテリーで締め出しリスクがほぼゼロに
- ツインロックにも対応
- 特になし
僕のブログでは滅多に★5は付かないんですが、それぐらいこのスマートロックの完成度が高くて。もはやこれを選ばない理由が無いです。
そんなSwitchBotロックProについて、特徴や実際の使用感をレビューしていきます。
『SwitchBot(スイッチボット) ロックPro』の特徴
SwitchBotロックProは、スマートホームを手掛けるSwitchBotから2023年12月27日に発売されたスマートロック。
Proの冠が付くだけあって、従来からあった『SwitchBot ロック』から大幅に機能や使い勝手がアップデートされています。
製品スペック
2モデルを比較しながら見ていきましょう。
モデル | ロックPro | ロック |
---|---|---|
カラー | ブラック / シルバー | ブラック / シルバー |
サイズ | 120×59×83.9mm | 111.6×59×73.2mm |
重量 | 450g(電池付き) | 253g(電池含む) |
材質 | マグネシウム・アルミニウム合金、PC+ABS | PC+ABS |
通信方式 | Bluetooth+Wi-Fi | Bluetooth+Wi-Fi |
通信範囲 | Bluetooth:最大120m 赤外線:見通し30m | Bluetooth:最大120m 赤外線:見通し30m |
機能 | 赤外線リモコン / ハブ / Matter | 赤外線リモコン / ハブ / Matter |
給電方式 | 単3電池×4本 / 専用の充電式バッテリー(別売) | CR123A(リチウム電池)×2本 |
電池寿命 | 約270日間 ※専用バッテリー使用時は約360日間 | 約180日間 |
動作環境 | 動作温度:−10ºC~45ºC 相対動作湿度:10%~90% | 動作温度:−10ºC~45ºC 相対動作湿度:10%~90% |
価格 | 17,980円 | 11,980円 |
ロックProの方が1.5倍ぐらい高いですが、両方使った身から言わせてもらうと絶対にロックProを選んだ方が良いです。
ロックの方は電源に『CR123A』という少し特殊なリチウム電池を使うんですが、これが結構高いんですよね。
ランニングコストがかさむので、結果的にロックProを選んだ方が安上がりになります。
外観デザイン
ロックと比較しながら見ていきましょう。
まず素材がプラスチックからアルミニウム合金になったことで、見た目に高級感が増していますね。
ロックはちょっとチープな感じだったので、質感が良くなっているのはありがたい。シルバーがあればさらに良かった。
それから、ダイヤル部分も進化しています。
ロックで施解錠する時は手動で回す必要があったんですが、ロックProはダイヤルを押せばワンタッチで施解錠ができるようにもなりました。これ便利。
横から見ると厚みが増しているので、ちょっとゴツさは感じます。重量も253g→450gと1.78倍近くに。
そして、一番の変化ポイントは電源周り。
カバーがマグネットでラクに着脱でき、単三電池4本で駆動できるようになりました。
汎用的な単3電池が使えるのがうれしいし、バッテリー寿命も約180日間→270日間と1.5倍に伸びています。
さらにリレー給電が可能な専用バッテリーも発売されました。これについてはまた後ほど紹介します。
設置する際に調整するプレートも改良されていて。
ロックはわざわざ蓋を外さないと調整ができなかったのが面倒だったんですが、より簡単にネジを取り外し/取り付けできるようになりました。
あ、そうそう。サムターンホルダーにも大きな変化があって。
ドライバーを使って「0〜23mmの間」なら無段階で可変できるようになったんですよね。
これにより市販サムターンの99%に対応しているとのこと。我が家の特殊な電子錠にもバッチリ対応してました!
細かい部分で、より使いやすいようにアップデートされているのをひしひしと感じます。
設置方法
工事要らずで、付属のアイテムを使って簡単に取り付けできます。
ロックProは重いので、設置面によっては重みで剥がれてしまうこともあるようです。
そのため、僕は固定補強テープを3日間付けっぱなしにしていました。そのおかげか今のところ剥がれるような心配はなさそう。
で、ドアへの設置が完了したら、SwitchBotアプリで設定していきます。
ここで詳しい手順は書きませんが、画面に従って進めれば3分もかからず設定できました。
SwitchBot
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『SwitchBot ロックPro』を使ってみて
ここからは、SwitchBotロックProを実際に使ってみて感じたことを紹介していきます。
自動施錠がとにかく便利!
使ってみてまず、一番便利だと思ったのは自動施錠の機能。
家を出る時にわざわざ鍵をかける必要がないというのが超最高!急いでいる時ほどありがたみを感じます。
そして、鍵を閉め忘れて泥棒に入られるという心配もありません。
僕は過去にうっかり鍵を閉め忘れて外出してしまった経験が何度かあるので、防犯の面からも導入するメリットが高いなと感じました。
また、この自動施錠だけでも色々と細かい設定ができるんですよね。
- 自動施錠のオンオフ
- 施錠タイマー:ドアを閉めてから自動施錠されるまでの時間を設定できる(1秒〜60分)
- 解錠後自動施錠のオンオフ
- 解錠タイマー:ドアの開閉に関係なく解錠してから自動施錠までの時間を設定できる(1秒〜60分)
- 自動施錠を一時停止のオンオフ:ロックProのダイヤルを長押しすると自動施錠を一時停止できる
ドアを閉めてからすぐ自動施錠されると、忘れ物があった時にまた解錠しないといけなくなるので、僕は30秒のインターバルを設けています。
出先から施開錠やモニタリングできるのも便利
もうひとつ、このスマートロックを導入して良かったと思うのが、出先からでも施開錠できたり、施開錠の状態を確認できるということ。
例えば、僕が出先の時に家族が鍵を忘れて外出してしまった場合でも、僕のスマホから遠隔で鍵を開けてあげられるんですよね。
これスゴイ便利だなぁと。わざわざ鍵を開けるためだけに急いで帰る必要もなくなるし。
あと、自動施錠を利用していれば鍵を閉め忘れる心配はないんですが、スマホから常に施開錠の状態をモニタリングできるのがありがたいなと。
万が一、何らかの不具合で自動施錠が働かなかった場合でも、アプリから施錠できていないことに気づければすぐに鍵を閉めることができます。
これもマジで便利。もう便利すぎて「便利」以外の言葉が出てこないです。
解錠速度が速い!指紋認証パッドと組み合わると最強になれる
僕が元々使っていたロックから今回のロックProに替えてみて、性能面で一番変化を感じたのが解錠速度の向上。
体感でロックの1.5倍ぐらい速くなっています。
外から家に入る時は『SwitchBot 指紋認証パッド』で解錠しているんですが、ロックの時は指紋認証し始めてから解錠されるまでに3秒ぐらいかかってたんですよね。
普通に鍵を挿して解錠するのと比べたら指紋認証の方が圧倒的にラクではあるんですが、いつもこの“3秒間の待ち”をもどかしく感じていました。
でも、その待ち時間が2/3に短縮できただけで、めちゃくちゃ快適で…!
たった1秒程度と思われるかもしれませんが、毎日の積み重ねで考えると、このちょっとしたストレスが軽減されるのは大きな差だなって思います。
余談ですが、この指紋認証パッドを導入しないとスマート化する必要性があまり無いので、ぜひ一緒に買い揃えてください。
ダイヤルのワンタッチ施解錠は基本使わないけど、あると助かる機能
ロックProで新たに、ダイヤルのワンタッチで施解錠ができるようになりました。
が、タッチしてから施解錠されるまでに1秒ぐらいのラグがあるので普段は使いません。手回しした方が早いから。
ただ、例えば荷物を持っていて両手がふさがっているという場合にすごく助かるんですよね。
ヒジでプッシュすれば施解錠できるから。
専用バッテリーを導入すれば締め出しリスクがほぼゼロに
スマートロックを導入する際、みんなが一番期待しているのが「もう鍵を持たなくていい」ってことだと思います。
だけど、電池が切れてしまったら締め出しのリスク(家の中に入れなくなる)があるので、結局のところ鍵は携帯しているというパターンがほとんど。
ところが、このロックPro専用の充電式バッテリーを導入すれば電源切れになる可能性を限りなくゼロに近くできます。
というのも、このバッテリーはAB両サイドそれぞれ独立した回路で給電できるようになっていて。
もし片方の電池が切れても、リレー形式でもう片方へ自動で切り換わり給電を続けることができます。
また、バッテリー切れになった方だけ取り出して充電できるので、2つともバッテリー切れにならない限り半永久的にロックProを稼働し続けられます。
これなら締め出しが起こるリスクがほぼゼロなので、もうこれで鍵を持たずに済みそうです。
しかも、片方のバッテリーだけでも約180日間稼働できるし、汎用性の高いUSB-Cで充電できるのが便利。
これもマストアイテムだわ。
『SwitchBot ロックPro』レビューまとめ
今回は、SwitchBotのスマートロック『SwitchBot ロックPro』をレビューしました。
- 玄関の鍵をスマート化したい
- 鍵を持ち歩きたくない
- 家を出た後に鍵をかけたか不安になる
- 家を防犯を強化したい
通常版のロックを使っていた時も十分便利とは思っていたんですが、ロックProはかゆいところに手が届くような感じで死角を潰してきたというか。
とにかく非常に完成度の高いスマートロックに仕上がっているなと思いました。
値は張りますが、今まで色んなSwitchBot製品を試してきた中でもNo.1の満足度です。自信を持っておすすめできます。
暮らしが劇的に変わる革命的デバイスなので、ぜひ専用バッテリー&指紋認証パッドと一緒に導入してみてください。