『SwitchBot ハブミニ(Matter対応)』レビュー|スマートホーム化に欠かせないハブミニが進化!ハブ2とどっちがおすすめ?
Matter対応で、ハブミニがより使いやすく。
スマートホーム化に欠かせないSwitchBotシリーズですが、特に重要な役割を担っているのが『ハブミニ』や『ハブ2』といったゲートウェイ機。
これを介することで、SwitchBot製品や他の家電など一括管理して操作できるようになるんですよね。
そんな必須アイテムのハブミニがアップデートされ、上位モデルのハブ2に迫る性能を備えました。
- Matter対応
- USBポートがmicroからType-Cに
- 温湿度センサーを連携可能
それでいて価格はハブ2より3,000円も安いので、安価にスマートホーム化を始めたいという人にはうってつけ!
ということで今回は、新ハブミニ『SwitchBot ハブミニ(Matter対応)』の特徴や使用感をハブ2とも比較しながらレビューしていきます。
- 家電操作をスマート化できる
- SwitchBot製品を連携するハブ機能がある
- Matter対応
- USB-Cの充電ポートを搭載
- 温湿度センサーを連携可能(別売り専用ケーブルが必要)
- 対応するハブミニ専用コネクタがない
『SwitchBot ハブミニ(Matter対応)』の特徴
SwitchBot ハブミニ(Matter対応)は、スマートホームを手掛けるSwitchBotから2024年1月26日に発売されたスマートリモコン。
従来からあったハブミニがアップデートされ、Matter規格に対応しました。
メーカーに関係なく、各社のスマート家電が互換性をもち、シームレスな連携を実現するスマートホームの共通規格。
製品スペック
製品型番 | W0202203 |
カラー | ホワイト |
サイズ | 65×65×20mm |
重量 | 36g |
材質 | ABS赤外線透過材 |
通信方式 | Bluetooth+Wi-Fi |
機能 | 赤外線リモコン / ハブ / Matter |
動作環境 | 動作温度:−20℃~65℃ 相対動作湿度:0%~90% |
通信範囲 | Bluetooth:最大120m 赤外線送信距:見通し30m |
価格 | 5,980円 |
外観デザイン
外観は旧ハブミニとほぼ同じ。
変わった点としては、USBポートがType-CになったのとMatter設定用QRコードのシールが付いているところぐらい。
シンプルな見た目でサイズも6.5cm角とコンパクトなので、部屋の壁などに設置しても目立たないのが良いですね。
付属のケーブルだと給電しかできませんが、別途発売されている専用ケーブルを使えば、温湿度データも取得可能となります。
ただ別途ケーブルを追加で買うぐらいなら、その機能を備えたハブ2でよくない?とも思っちゃったり。
初期設定
このハブミニを使うには、スマホなどにSwitchBotのアプリをインストールする必要があります。
SwitchBot
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アプリを開いたら、あとはペアリングするだけ。
画面の説明どおりに操作すれば簡単に設定できるので、こうした機器が苦手な方でも迷わず使い始められるはず。
『SwitchBot ハブミニ(Matter対応)』を使ってみて
ここからは、ハブミニ(Matter対応)を実際に使ってみて旧ハブミニから感じた変化を中心に紹介していきます。
基本的な使用感は変わらないので、その部分のレビューは『SwitchBot ハブミニ』の記事をご覧ください。
Matter対応により今後の拡張性が期待できる
我が家ではSwitchBot以外のスマートデバイスが少ないので、実際の恩恵はまだあまり受けられてないんですが、ハブミニがMatter対応になったのは大きな変化。
そもそも「Matterって何?」と思う人もいるかもしれませんが、簡単に言えば「スマートホームの共通規格」です。
これまで規格や設定がメーカーごとにバラバラだったのが、Matterによってメーカーを問わず統一されていきます。
つまり、異なるメーカーのデバイスを相互に連携できるようになるということ。
例えば、SwichBot製品と他のスマート家電をApple Homeアプリで対応機器を一括管理・操作できるようにすることも可能です。
これからMatter対応の機器が一般化されていく流れになるのは間違いないので、Matterに対応した新バブミニは今後重要なデバイスになってくるはず。
今後の拡張性に期待せずにはいられませんね。
USB-C対応のハブミニ専用コネクタが出てほしい
僕が旧ハブミニで特に気に入っていたのが、『ハブミニ専用コネクタ』を使うことでケーブルレスで設置できたことなんですよね。
ハブ2は温湿度センサーを備えたケーブルがある関係でケーブルレスにできないし、この点がハブミニを選ぶメリットだと個人的には思っていました。
だけど、新ハブミニではUSB-Cポートになったことにより、いま発売されているコネクタは使えません。
ぜひとも今後、USB-C対応コネクタも出してほしいなと思います。
ハブミニ(Matter対応)とハブ2はどっちを選ぶべき?
結論、予算が許すなら『ハブ2』をおすすめしたいです。
やはり上位機種ということで、ハブ2にしか備わっていない機能があり、その機能こそが便利だなと思っているからです。
まずは機能の違いから見ていきましょう。
ハブミニ(Matter対応) | ハブ2 | |
Wi-Fi未接続でもエアコンを操作できる | × | ◯ |
エアコンのリモコン状態をアプリに同期できる | × | ◯ |
複数の家電やデバイスを操作できるスマートボタン | × | ◯ |
温湿度に異常がある場合に通知できるスマートアラート | × | ◯ |
Matterで追加できるサブデバイス数 | 最大4つ | 最大6つ |
特に大きな違いだと個人的に思っているのが、この2点ですね。
- スマートボタン
- エアコンのリモコン状態を同期
ハブ2に備わるスマートボタンは好きなアクションをワンタッチで呼び出せるので、デスク上など手元に近いところに設置する時は重宝する機能です。
そしてそれ以上に、エアコンの設定状態を同期できるのが個人的には良いなと思っていて。
例えば暖房を入れたい時に、ハブミニ経由でオンにすると冷房が入ってしまったり、温度設定も低い状態になっていたりと毎回調整しないといけないのが面倒でした。
ハブ2だとリモコン状態を同期しているので、最後に操作した時の状態を引き継げるので設定を無駄に弄らずに済みます。これがめちゃくちゃ便利!
とはいえ、エアコンの操作も自動化しておけばあらかじめ設定した状態でオンにできるので、人によっては不必要な機能かと思います。
というわけで、これらの機能を重視しないのであれば、その他の機能がほぼ同じ新ハブミニを選んだ方がコスパは良いかなと。
『SwitchBot ハブミニ(Matter対応)』レビューまとめ
今回は、リニューアルされた『SwitchBot ハブミニ(Matter対応)』をレビューしました。
- 家電操作をスマート化できる
- SwitchBot製品を連携するハブ機能がある
- Matter対応
- USB-Cの充電ポートを搭載
- 温湿度センサーを連携可能(別売り専用ケーブルが必要)
ハブ2が登場してから、旧ハブミニは仕様的にちょっと時代遅れな感じになっていたんですが、今回のアップデートで基本的な性能は同等レベルまで追いつきました。
SwitchBot製品もあれこれ揃えようとすると初期費用が結構かかるので、コスパ重視でこの新ハブミニを選ぶ価値は大いにあると思います。
ハブミニかハブ2はスマートホーム化に必須なので、利用シーンに応じて好きな方を選んでみてください。